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「今月はここに注目!!」各分野での注目すべき検討会・パブリックコメント・裁判・イベント・動きなどまとめてお届け!(2023年6月号)

2023年06月01日 イベント地域生活バリアフリー権利擁護雇用労働、所得保障障害女性国際協力/海外活動

今月はここに注目!

現在の国の動き、障害者運動に何が起きようとしているのか、
情勢を追いかけるためにもってこいの「ここに注目!2023年6月号」をお届けします。

今月の注目すべき検討会・パブリックコメント・裁判・イベント・動きなど各分野でまとめてお届けします。
これをみれば一目瞭然!

凡例:◎=大注目! 〇=注目! △=よかったら見て

クリックすると各分野に移動します


地域生活

○注目!
障害福祉サービス等報酬改定検討チーム

<ワンポイント解説>
5月22日に開催された第28回障害福祉サービス等報酬改定検討チームで今後の検討スケジュールが示されました。7月から8月にかけて関係団体ヒアリングを実施し、各団体からの意見のまとめ、論点整理を行った後、9月から各サービスの報酬等のあり方について検討される予定です。

そして12月に基本的考え方のとりまとめ、2月には報酬改定案とりまとめということで、総合支援法の改正を受けて行われる報酬改定の動きについては今後、障害福祉サービス等報酬改定検討チームの議論を見ていく必要があります。

▽障害福祉サービス等報酬改定検討チーム(外部リンク:厚生労働省)

バリアフリー

◎大注目!
6月28日(水)第2回障害者の居住にも対応した住宅の設計ガイドラインに関する検討会

<ワンポイント解説>
今年の4月から始まった検討会です。住宅の設計ガイドラインはこれまで高齢者を想定したものしかなく、浴室の入口に段差を認めるなど不十分なものでした。そのため、現在も障害者(特に車椅子利用者)が住める住宅がほとんど増えていません。

4月に第1回が開かれ、5月は当事者団体WG、学識者WG、実務者WGがそれぞれ2回開かれ、議論が進んでいます。第2回の後は必要に応じて「検証」を行う予定です。これまでなかった障害者にも対応した住宅のガイドラインが策定されますので、ご注目ください。


◎大注目!
日程未定 建築物バリアフリー基準の見直しに関するWG

<ワンポイント解説>
今年2月の建築設計標準フォローアップ会議で、2023年度に、バリアフリートイレと車いす使用者駐車スペースの基準引き上げ(現在は1以上)、劇場等の車いす用席の義務基準の策定が発表されました。これを受けて、ワーキンググループが設けられ、検討が始まることになりました。東京2020オリパラのレガシーとなる非常に重要な動きですので、ぜひご注目ください。


○注目!
6月20日(火)移動等円滑化評価会議・関東分科会

<ワンポイント解説>
2018年のバリアフリー法改正で当事者が評価する仕組みとして「移動等円滑化評価会議」が設けられました。さらに、全国10ヶ所の運輸局には地域分科会も設けられています。6月から8月にかけては、各地の地域分科会が開かれます。地域ごとの課題を議論します。

権利擁護

◎大注目!
中央省庁での障害者差別解消法対応要領・対応指針策定の動き

<ワンポイント解説>
来年4月の施行に向けて、今年度前半は対応要領・対応指針の改定が進められています。5月9-10日には各省庁の団体ヒアリングが行われました。今後は7月くらいに改定案がパブコメにかけられる見込みです。

国交省は5月31日(水)に第1回の意見交換会を実施したところです。民間事業者も合理的配慮の提供が義務化されますので、重要な改定となります。パブコメが始まったらご案内しますので、ぜひ、みなさんご意見をお送りください。

国際協力

◎大注目!
国連障害者権利条約締約国会議(CODP)でサイドイベントを共催

<ワンポイント解説>
DPI日本会議は例年のCOSPと同様世界DPIと、今年はアジア太平洋DPIも加わりサイドイベントをと共催します。

2023年6月13- 15日まで、ニューヨークの国連本部での今年のCOSP16は、包括的なテーマ「国家政策と戦略とCRPDの調和:成果と課題」をかかげ、その第三サブテーマ「サブテーマ3:過小評価されている障害者グループに手を差し伸べる」に関連し、以下のようなオンラインでの企画となりました。

■日時:6月15日16:45-18:00(日本時間 6月16日(金) 05:45₋07:00)
■テーマ:From Institutions to Community(施設から地域に)
■スピーカー:

1. Thai Permanent Mission to the UN
2. Nawaf Kabbara (Lebanon), “DPI & AODP Challenges facing the Disability Movement to implement independent living strategy in the Arab World”
3. Saowalak Thongkuay (UN Committee on the Rights of Persons with Disabilities, Thailand), “ASEAN situation of women with disabilities suffering from institutionalization”
4. July Mathebula (South Africa), “Remme-Los Independent Living Centre, Gauteng Province Independent Living under South African context”
5. Carlos Barrantes (Asociación de Centro Morpho, Costa Rica) “Disability Law that ensures independent living in Costa Rica”
6. Yoshihiro Mitsuoka (IL Minami-Tama, Japan) “Persons with muscular dystrophy: from hospital to community”

▽ウェビナー申し込み(英語)


○注目!
ゼロ・プロジェクト来年度エントリーの推薦募集

<ワンポイント解説>
6月18日(日)まで、推薦(複数可)を募集しています。今年のテーマは、「インクルーシブ教育とICT」です。グローバルな高等教育イニシアティブの一環として、インクルーシブ教育と権利条約を推進する革新的でインクルーシブな高等教育の問題解決策、制度など、政策を推薦してください。

▽詳細(外部リンク:Zero Project)(英語)

2023年度は、日本からの「筋ジス病棟の未来を考えるプロジェクト」も受賞しています。


△よかったらみて
車いすにのったバービー「カラフルロンパース 車いすつき」の日本での発売

<ワンポイント解説>
ブロンドのストレートヘアにレインボーチェックのロンパース、白い腕時計とスニーカーを身に着けパープルの車いすに乗っています。

専門家が協力し、車いすは本物の固定式フレームを用いた車いすをモデルにしてデザインされ、後ろにはバービーのロゴマークが施されています。

また、人形は肘・ひざ・足首など22点が可動式なので、自然に車椅子に座らせ、実際にタイヤが動く車いすの操作を人形で再現しながら楽しめます。さらに、付属のスロープを組み合わせることで、バリアフリーごっこ遊びも楽しめます。他にも多様性を重視したバービーが発売されました。

▽詳細(外部リンク:マテル・インターナショナル株式会社)

障害女性

<ワンポイント解説>
全国の原告は現在35名(2023/5/31現在)となっています。今月は、この裁判を全国で初めて開始した仙台の判決があります!それに合わせ2日(金)に国への要請行動、10日(土)には各地でのアピール行動があります。16日(金)には道央カップルの判決もあります。そして新たに声を挙げるカップルが提訴後、記者会見予定と、目白押しです!今月もぜひご注目ください!


◎大注目!
今月の優生保護法裁判期日・アピール行動

☆判決!・6月1日(水) 15:00~仙台高裁 佐藤由美さん(仮名)飯塚淳子さん(活動名)傍聴抽選券配布13:30~13:45(※抽選券配布時間が遅くなったため、予定していた14:00~判決直前ミニ集会は中止となりました。)

<報告集会>

■日時:6月1日(木)16:30~(開場16:00)
■場所:仙台市戦災復興記念館 地階展示ホール(仙台市青葉区大町2-12-1)
■内容:判決の解説、当事者の発言、全国の裁判状況 等
*手話通訳・要約筆記あり
■集会開催費:300円
■連絡先:優生手術被害者とともに歩むみやぎの会
〒980-0804 仙台市青葉区大町1丁目2-1 ライオンビル3階 宇都・山田法律事務所 気付
電話:022-397-7960 ファックス:022-397-7961
メール testify19481996☆gmail.com(☆→@)

◇呼びかけ人:優生手術被害者とともに歩むみやぎの会、強制不妊訴訟不当判決にともに立ち向かうプロジェクト、 旧優生保護法仙台弁護団

☆判決!・6月16日(金)14:30~札幌高裁 道央夫妻

■アピール行動

①6月2日(金)15:00~首相官邸前アピール行動⇒多くの方のご参加を!(14:45衆院第1議員会館前集合)16:00~記者会見予定中止になりました

②6月5日(月) 弁護団が優生保護法による不妊/中絶手術についての全国一斉相談会

▽6月5日チラシ(ルビあり)(PDF)

▽チラシテキスト版(ワード)

▽DPIホームページでもご案内しています

優生保護法による不妊/中絶手術についての全国一斉相談会 2023年6月5日(月)10時~19時(一部時間短縮地域あり)(主催:優生保護法被害弁護団)

③6月10日(土)に全国一斉行動

【いますぐ優生保護法問題の全面解決を! 6.10全国一斉アクション@東京】を開催。「忘れてほしゅうない」

■日時: 6月10日(土)午後2時~4時
■会場:文京シビックセンター3階会議室C室(東京都文京区春日1‐16‐21)

◇主催: 優生連東京/優生手術に対する謝罪を求める会/SOSHIREN女(わたし)のからだから

<新規提訴>

6月2日(金)福岡14:00頃~訴訟第二提訴・記者会見・報告集会 日田 由雄さん、梅さん(仮名)

▽zoomへのアクセス


○注目!
今後の優生保護法裁判期日予定

雇用労働

◎大注目!
※アンケート期間を6月末まで延長中
【雇用施策との連携による重度障害者等就労支援特別事業】

DPI日本会議では、2021年に行った重度障害者等就労支援特別事業の実施状況(29市町村108名が2023年1月1日現在)等に関心があり、今後の就労の在り方について問題提起したいと考え、今年も調査を行います。
あなたが関わる自治体で「雇用施策との連携による重度障害者等就労支援特別事業」を行っている場合、是非ご協力ください。
詳細については、以下のリンク先の資料を参考にしてください。皆様の貴重なご意見をお待ちしております。

▽障害保健福祉関係主管課長会議資料(外部リンク:厚生労働省)(PDF)

▽アンケートはこちら

※締切:6月30日(金)

▽2021年実地状況調査の報告記事(DPIホームページ)

重度障害者の通勤・職場等における市町村の新支援施策 実施状況調査の報告


○注目!
障害者雇用(ぷるも)訴訟

第14回期日は、2023年6月15日(水)11:00〜/進行協議のため傍聴はできません。

第13回期日は、進行協議のため、前回同様、詳細は不明です。

■訴訟を通して、働く障害者の権利と合理的配慮について考えよう
<審議のポイント>

【ポイント】

  1. 合理的配慮義務違反について、どういった合理的配慮(入社時にかなり細かく書いて提出・その後数回配慮されないので要求をしている)を求め、それに対し企業側の対応についてどういう反論が出るか。
  2. 労働契約法19条「有期雇用の雇止めの問題」は、労働契約法の条件を満たしているのかどうかということについて、特に上司から契約の継続を期待させる証言があるので、ここを強調して主張しています。
  3. 労働条件明示義務違反について、障害者が雇用される際、配属先となった部署で働いているつもりだったが、実際は障害者だけ別の配属先となっているなど、契約とは異なる対応は問題があると主張しています。

以上


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