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4月20日(水)精神保健福祉法体制を問い直す院内集会 第1回「コロナウィルス感染と精神病院」(DPI常任の長位鈴子が登壇します)

2022年04月13日 イベント権利擁護

扉を開くイメージ

これ以上、人生といのちを奪うな!
今こそ、精神保健福祉法体制を問い直す院内集会

沖縄県うるま市の「うるま記念病院(精神科病院)」において、昨年 7 月中旬以降、約 1 ヶ月の間に入院患者や職員ら計 200 人の新型コロナウィルスのクラスター(集団感染)が発生し、入院患者 71 人が死亡しました。クラスターによる国内最多の死亡者数と言われます。

精神病院の入院患者は、それ以外の人に比べ、多くの感染者と死者を出しています。感染の第4波までの集計では、感染率で3.6倍、死亡率で6.9倍という報告もあります。また、昨年の8月には、転院することができなくて、235人の患者が亡くなったとの報告もあります。

他方、NHK で報道された実態として、大部屋に陽性患者を集め、外から南京錠をかけ、ナースコールもなく、囲いのないポータブルトイレで排泄することが求められ、飲料を求めて患者が絶叫しているという凄惨な状況もありました。

ゾーニングせず、感染が広がった病院、身体の病やケアをしていない実態も報じられました。さらに、こうした報道の中では、30年、45年という長期入院者のかたも取材されていました。どうしてこのようなことが起こってしまうのか、3人のかたから報告していただき、考えていきたいと思います。

概要

■日時: 4月20日(水) 11時30分から13時30分

■ところ:参議院議員会館 B106 会議室 (11時から通行証を配布します)

■プログラム (発言者)

1.有我譲慶さん
(看護師 ・認定NPO法人大阪精神医療人権センター 理事)

2.長位鈴子さん
(おきなわ障害者人権センター ・特定非営利活動法人沖縄県自立生活センター・イルカ 代表)

3.東京の取り組みの報告 (東京ネットワークより)
当日の集会の模様を、YouTube でライブ配信します。下記よりごらんいただけます。

▽当日のYoutubeライブはこちら

■情報保障:会場にて、要約筆記の用意があります

◇主催:地域でくらすための東京ネットワーク・病棟転換型居住系施設について考える会

◇賛同団体(順不同)

東京都地域精神医療業務研究会 ・DPI 日本会議 ・全国精神障害者地域生活支援協議会 ・全国自立生活センター協議会 ・大阪精神医療人権センター ・おきなわ障害者人権センター ・特定非営利活動法人沖縄県自立生活センター・イルカ ・あおば福祉会・兵庫県精神障害者連絡会・障害者自立生活センターほっとたいむ・「骨格提言」の完全実現を求める大フォーラム実行委員会

◇連絡先:こらーるたいとう

〒131-0033 東京都墨田区向島3-2-1向島パークハイツ 1 階
電話 03-5829-3651

◇主催者からカンパのおねがい

新型コロナ感染症の感染拡大によりこの間活動を控えておりましたが、春のお彼岸の到来とともにまん延防止等重点措置も解除となる方向で、活動再開とその始めとなる計画を昨晩(2022年3月17日)の会合で決めるに至りました。来る4月20日(水曜日)に院内集会をもつことで、それより以前から話し合われてきました。その端緒は、昨年7月に NHK が放映した ETV 特集「キュメント 精神科病院×新型コロナ」で、その惨状を放送でご覧にならなかった方にも伝えながら、同時進行で、精神病院に長期入院を余儀なくされている患者の置かれている命に係わる状況、襲いかかる感染症コロナ、それらから長期の入院の是非、入院して病状改善が見られないままほったらかしと言える実態、これら報道等を直視した者幾人かの会合において各自の入院経験を重ね合わせては、「これは放置できない! 声を上げるとき! 精神障害者だけのことではなく日本人の精神保健全般にかかる課題、社会問題ととらえるべき!」等々の発言が続出しました。

これまで、区市町議会議員、都議会議員、国会議員の各氏に、手分けして、つてを頼りに面会を求め、訴えてまいりました。それは、当会が東京都に要望しても一向にラチのあかない回答しか出てこず、東京都の精神保健行政が都民の健康にはやや問題のある実情ととらえて、ここに当会は危機感を抱き、いわば黄色の信号が灯っている感を強く持ちました。

院内集会は連続して4月から6月まで、毎月1回開催を計画し、目下、登壇者に適任の方を選び、出演のお願いをしています。既に、当会のうごきに賛同をして頂く団体と個人の方々には感謝しつつ、心苦しいお願いですが、続けて経済面のご支援、ご寄付をどうぞよろしくお願い申し上げます。この日本の、1億何千万人のこころの健康をもらすことなく保ち、仮に精神病となっても安心してかかれる精神科医療と土壌を求め、病後の人生を心豊かに暮らせますように、この国全般の風土を「だれにしてもこころを寄せ、困難なときほどお互いが助け合い、だれもが充実した日々を送れますように。」そのようにしてまいりたいと念願する、この会の一員です。

ゆうちょ銀行
振替口座 00180‐8‐729824 地域でくらすための東京ネットワーク

▽チラシはこちらからダウンロードください(PDF)

(今後の予定)

第2回 身体拘束と虐待(5月開催予定、発言者に佐々木信夫弁護士、兵庫県の吉田明彦さん)
第3回 医療保護入院を中心に強制医療を問う (6月開催予定、発言者に池原毅和弁護士)


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