UDタクシーの乗車拒否をなくそう!より使いやすいUDタクシーの開発を!10月24日(金)UDタクシー全国乗車運動
2025年08月20日 バリアフリー
1. 趣旨
車いすのまま乗車できるユニバーサルデザインタクシー(以下 UDタクシー)の普及が進んでいますが、残念ながら車いすの乗車拒否がなくなりません。
国交省はこれまで3回事務連絡を発出し、タクシー事業者に対し、車いすユーザーの乗車拒否は道路運送法に違反すること、定期的に研修を実施すること、UDタクシーを指定した予約・配車が可能となるようにサービスを充実させること等を求めています。
DPI日本会議では、2019年度、2023年、2024年の10月に全国一斉でUDタクシーの乗車運動を行い調査しています。過去3回実施した主な調査結果は以下の通りです。
- 乗車拒否は減少 27%(2019)➡35%(2023)➡31%(2024)
電動車いす 25%(2019)➡42%(2023)➡29%(2024) - 簡易電動車いすの乗車拒否が増加 16%(2019)➡40%(2023)➡47%(2024)
- 東京は乗車拒否が減少 21%(2019) ➡ 17%(2023)➡8%(2024)
- 東京以外は乗車拒否が増加 29%(2019) ➡ 41%(2023)➡44%(2024)
乗車拒否は東京都内は17.2%と減少傾向にありますが、それ以外の地域は41.3%と増加しています。また電動車椅子の乗車拒否も増加しています。
DPI日本会議では、乗車拒否をなくすために、本年も10月24日(金)に全国一斉行動!UDタクシー乗車運動を実施します。
車いすユーザーがUDタクシーに乗車することを通して、乗車拒否の実態を把握し、課題がどこにあるか調査し、併せて事業者の素晴らしい取り組みも探し、その結果をまとめ、事業者、メーカー、国交省等へ改善の働きかけを行います。
私たちは、この運動を通じて、事業者とドライバーが今一度車いす乗車の研修を行い、自信を持って車いすユーザーを乗車出来るようになることを願っています。
真に誰もが利用できるUDタクシーとなることを目指し、全国の車いすユーザーの方々にご参加いただけますようお願い申し上げます。
2. 日時
2025年10月24日(金)に全国一斉で実施します。
※この日だけでなく、10月中の乗車はカウントしますので、ご協力をお願いします。
3.目的
- 車いすユーザーが全国各地でどの事業者であっても全てのUDタクシーに乗車できるようにすることです。ドライバーや事業者を批判することが目的ではありません。
- 乗車拒否がどのくらい起きているのか、課題はどこにあるか、事業者の素晴らしい取り組みも集めます。
- 調査結果をまとめ、メーカーには車両の改善を、タクシー会社と全国ハイヤー・タクシー連合会には接遇の改善を、国土交通省等にはUD車両認定基準を含めた改善を求めます。
4.方法
- 実際に車いすユーザーがUDタクシーに乗車し、調査します(目標全国で100件)。
- ①流し、②タクシー乗り場、③アプリを使った配車、④電話での配車の4つの方法で乗車します。
- 座席には移乗せず、車いすのまま乗車してください。
- 乗車できたか、乗降にどのくらい時間がかかったか、乗車するためのバリアがどこにあるか、ドライバーや事業者の良い取り組みがあるか等を調査し、シートに記入します。
※タクシー料金は大変申し訳ございませんが、自己負担でお願いします。
5.対象
車いすを利用している人。手動車いす・簡易電動車いす・電動車いす。
調査結果の〆切:10月27日(月)です。
できるだけ早く結果をまとめて発表したいので、ご協力よろしくお願いします!
または下の二次元コードを読み取ってご回答ください。

■マスコミへの取材依頼
皆さんの地元のマスコミに取材依頼をして下さい。下記の依頼文の見本を手直ししてお使い下さい。
◇主催(問い合わせ先):特定非営利活動法人DPI日本会議
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-11-8 武蔵野ビル5階
電話 03-5282-3730 ファックス 03-5282-0017
メールアドレス office●dpi-japan.org ※●を@に入れ替えてお送りください。
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