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オンライン研修を実施しました!
-貧困地域の障害者を対象にしたHIV/AIDS予防の啓発事業 (ブラジル『たんぽぽプロジェクト』事後調査)-

2021年06月28日 国際協力/海外活動

たんぽぽの綿毛

6月14日(月)8時30分(ブラジル時間は13日20時30分)から、今回の事後調査における第1回目のオンライン研修を開催しました。

ブラジルはたんぽぽメンバー:ジョバーニ、ジルマー、カリーナ、ウィリアムズ(ろう者4名)ブラジル手話通訳者2名、日本からは岩手県立中央病院総合診療科医師今川竜二氏、DPI日本会議副議特別常任委員伊藤芳浩氏の2人をスピーカーとして招待し、他、DPI日本会議副議長中西由起子氏、副議長西村正樹氏と、JICA東京からは篠崎愛氏・小林英里子氏もオブザーバー参加していただきました。

今回の事後調査を率いる廣瀬芽里はこの日MC(司会)と日本手話とブラジル手話をつなぐための国際手話通訳、そして最後は自身も「ろう者のリーダーシップ」について講演をするなど、三役を務めました。

伊藤氏は講演の中で「今回の活動を通してブラジルにおける人々の健康が良好になることはもちろんだが、さらに、1.ブラジルでの情報アクセシビリティーが向上すること、2.ろう者の社会参加が増進すること、この2つを期待しています」と激励のメッセージをくれました。

▽写真① 伊藤芳浩氏の講演の様子:
伊藤さんの手話➔国際手話(廣瀬)➔ブラジル手話(ジョバーニ)

写真① 伊藤芳浩氏の講演の様子:

次に、現在岩手県で内科医として8年勤務している今川医師の講演でした。
たんぽぽメンバーは「ろう者で医者!?」と大変驚いていました。

今川ドクターは講演の中で、情報収集の難しいろう者がいかに情報が「正しい」ものであるかを判断することの重要性と、コロナを【もらわない】・【うつさない】・【予防する】-この3つを守って生活すること、コロナは正しい知識を持って活動すれば予防ができることをわかり易く伝えてくれました。

そして日本とブラジル、世界で皆が一緒に頑張ることでコロナをなくすことが出来る!とお話されました。

▽写真②今川ドクターの講演の様子:
画面左に大きく今川ドクター(日本手話)➔廣瀬芽里(国際手話)➔ジョバーニ(ブラジル手話)画面中央下➔ウィリアムズ、他ブラジルろう者へ

写真②今川ドクターの講演の様子

最後に廣瀬めり(ろう者)は自らのキャンプでのリーダーシップの経験を例に、ろう者でもリーダーシップを取れること、一人でなくみんなで力を合わせれば必ずやれる!というメッセージを持って、一緒に活動していくことを再確認しました。

▽写真③ 廣瀬芽里の講演:
廣瀬(国際手話)画面左➔ジョバーニ(ブラジル手話)画面中央下➔ブラジルろう者へ(画面中央上ウィリアムズ、画面右下ジルマー)

写真③ 廣瀬芽里の講演

今後たんぽぽメンバーは地元でのコロナ予防感染知識の研修を積み、正しい情報提供ができる準備をしたうえで、レシフェ市とその周辺のオリンダ市・カーボ市の3ヶ所で地域の障害者を対象にした予防啓発ワークショップを開催する予定です。

更に、日本からはマスク・アルコールの購入(投入)を支援し、安全かつ的確にたんぽぽメンバーが地域での活動を展開していくことをサポートしていきます。

報告:盛上真美(調査チーム調整員)

ブラジルで実施した「たんぽぽプロジェクト」の事後調査のため、JICAと契約しました!(貧困地域の障害者を対象にしたHIV/AIDS予防の啓発事業)


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