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「みんなで楽しもう!映画上映文化祭」 精神障害当事者会ポルケの皆さんにお話を伺ってきました

2020年08月06日 障害者文化芸術

2018年度から3年間、DPIではどんな障害を持っていても楽しめる「バリアフリー映画上映会」を企画検討し、開催してきました。(キリン福祉財団助成事業 インクルーシブまるごと実現プロジェクト)

今年度も「みんなで楽しもう! 映画上映会」開催に向け、障害当事者の方に映画館で困っていること、改善してほしいことを伺うアンケート調査を行っています。

7月19日(日)には「精神障害当事者会ポルケ」のみなさんに、映画館で困っていること、改善してほしいことを伺う事が出来ました。一部ご紹介します。

■映画館の鑑賞で困ったこと

・両側が他人だと辛い、端の席だと落ち着く
・上映部屋に入るときのチケットをもぎ取るところの混雑が辛かった
・観ている最中に他の人の動きやささやき声が気になる、食べる時の音も気になる

■こういう配慮や工夫があったらいい

・トイレが大変近いときの為、トイレが近くにあると良い。
・途中退室をしても戻りやすい工夫があると嬉しい
・発達障害で声を出す人もいるので、声を出してもいい上映会があるといいかも
・周囲とは隔離されたブースのような席があると嬉しい(周りの人の声や様子が自分からは見えたり聞こえたりしないように) などなど

▽写真:インタビューの様子(写真提供:柴田大輔さん(フォトジャーナリスト、フォトグラファ-)

インタビューを行う白井(左)と笠柳(右) インタビューに応じてくださったポルケメンバーの方

お話を伺っていて、私たちが気づいていなかった点がたくさんあり、良いアイデアをたくさん頂きました。

コロナ禍の状況次第となりますが、DPIでは来年1月にバリアフリー映画上映祭を行う予定です。今回頂いたご意見をこちらのバリアフリー映画祭にも反映していきたいと思います。(開催が難しいと判断した場合は、中止とさせて頂きますのであらかじめご了承ください)

ポルケのみなさま、インタビューへのご協力、どうもありがとうございました!

▽精神障害当事者会ポルケホームページ(外部リンク)

▽今年1月に開催した「みんなで楽しもう!映画上映文化祭」報告はこちら

▽柴田大輔さん(フォトジャーナリスト、フォトグラファー)のホームページ

報告:笠柳(事務局員)

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