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【裁判支援報告】日本盲導犬協会と和解された視覚障害のある女性と弁護士のみなさんが来所されました。

2021年07月08日 権利擁護

日本盲導犬協会と労働環境の改善を求める裁判で先日和解された視覚障害のある女性Mさんと弁護士の小川先生、海渡先生が裁判支援のお礼に伺いたいと申し出いただき、DPIの事務所にきてくださいました。

この裁判は、公益財団法人日本盲導犬協会に勤務していた視覚障害のある女性Mさんが、同協会での勤務において、およそ3年間に渡り会議への出席の拒否、固定された位置のデスクを与えられないなどの差別的な扱いを受け、職務環境等について合理的配慮がなされなかったとして協会を訴えていたものです。

契約上は他の目の見える職員と同じ業務内容であるにもかかわらず、視覚障害のあるMさんだけ限定的な業務にしかつかせてもらえず、求めていた合理的配慮もしてもらえなかった、ということについて、合意された和解の中では、Mさんの業務に対する思いや希望を十分に汲み取ることができなかったことについて遺憾の意が示されました。

また、今後、視覚障害者の雇用にあたり,一人ひとりの業務に携わるに当たっての思いをより一層汲みとるように努めることやその労働環境等を向上させるための努力をすることも和解の内容に盛り込まれました。

この和解は、障害者雇用というものが単に雇用率を達成すればいい、障害者を雇い入れればいい、ということではなく、その職場における戦力として障害のある職員がもつ力を最大限発揮できるように合理的配慮を含む職場環境の整備が雇用者に求められることを示す画期的な内容になっています。

この裁判の詳細については、HPに掲載している以下の記事をご参照ください。

【裁判支援報告】日本盲導犬協会と視覚障害のある女性は和解、労働環境の改善が約束されました

裁判支援といってもDPIがしてきたことは裁判傍聴や和解協議が行われるときに裁判所の控室まで応援に駆け付けることくらいでしたが、海渡先生からはそれがとても後押しになっていたとおっしゃっていただきました。

また、Mさんも和解という結果に心から納得することができて本当に良かった、とおっしゃっていたのがとても印象的でした。

今回の裁判についてはマスコミにもたくさん取り上げていただきましたが、これをきっかけに障害のある人の労働環境の改善が進み、本当の意味で障害のある人とない人が同じ職場の仲間として働き続けることのできるインクルーシブ雇用が実現できるよう、引き続き取り組んでいきたいと思います。

報告:白井誠一朗(事務局次長)


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