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ウクライナ社会政策省の大臣および代表団がDPI日本会議を訪問、意見交換を実施しました

2025年07月18日 地域生活バリアフリー権利擁護インクルーシブ教育国際/海外活動

記念撮影

2025年7月17日、ウクライナ社会政策省のオクサナ・ジョルノビチ大臣をはじめとする代表団が、DPI日本会議の事務所を訪問されました。

今回の来日は、ウクライナにおける障害者政策のさらなる推進に向け、日本の現状や取り組みから学ぶことを目的としたものです。DPI日本会議との意見交換では、障害者支援制度、地域生活支援、バリアフリー、インクルーシブ教育の課題など、幅広いテーマについて活発な対話が交わされました。

DPI日本会議からは、中西由起子副議長が挨拶を行いました。その後、佐藤聡事務局長より、これまでの活動の歩みについて紹介をしました。会話の中では、日本のインクルーシブ教育の現状、建築物におけるバリアフリーの状況、年金制度などに関する質問も寄せられ、日本における地域移行支援の仕組みや福祉サービスの内容についても説明を行い、日本の現状と課題を率直に共有しました。

また、ウクライナの代表団からは、同国の障害者施策において、新築の建物にはバリアフリー化が法的に義務付けられていること、そして障害を“医療モデル”ではなく“社会モデル”を中心に捉えて政策を進めていることなどが紹介され、私たちにとっても大いに学びとなる内容でした。

講義の様子

今回の訪問は、国境を越えて障害者の自立と社会参加を支える取り組みの重要性を改めて実感する貴重な機会となりました。

DPI日本会議では、代表団の皆さまを温かく迎えるために、崔が中心となって「こんにちは」「ようこそ」「ありがとう」などのウクライナ語のフレーズを事前に皆で練習しました。代表団が事務所に到着された際には、職員一同でウクライナ語の挨拶をお届けし、会場は大きな拍手と笑顔に包まれました。言葉を超えた心の交流が生まれ、とても温かい雰囲気に包まれました。

DPI日本会議は、今後も国際的な連携を深め、互いに学び合いながら、誰もが共に生きられる社会の実現を目指して取り組んでまいります。

スラーヴァ・ウクライニ!(ウクライナに栄光あれ)
ヘローヤム・スラーヴァ!(英雄たちに栄光あれ)

報告:笠柳(事務局長補佐)


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