JR東日本とJR東海で障害者割引ICカードが導入されます！
2022年12月23日 バリアフリー
JR東日本の「Suica」とJR東海の「TOICA」で、障害者割引が適用されるICカードのサービスが始まることになりました。介助者と一緒に鉄道を利用する人には、本人用と介助者用のICカードを作ることができ、同時に利用できるというものです。
これまでは毎回窓口で障害者手帳を提示して切符を買わなければならなかったので、格段に利便性が向上します。
長年、多くの障害者団体が求めていたのですが、なかなか導入が進みませんでした。2021年6月に赤羽国土交通大臣（当時）が、「真の共生社会実現に向けた新たなバリアフリーの取組」に関する４つの大臣指示を出し、導入に向けて準備が進んでおりました。
JR東日本の「Suica」は2023年3月18日から、JR東海の「TOICA」は2024年春から導入が始まります。
なお、この４つの大臣指示のうち、２の特急車両の車椅子フリースペースについては、すでに新幹線並みの基準に改正され、2023年春から新基準が施行されます。３と４についても導入に向けて取り組みが進んでいるものと思います。
素晴らしい取り組みを行ってくださったJR東日本様とJR東海様に心から感謝申し上げます。
報告：佐藤 聡（事務局長）
「真の共生社会実現に向けた新たなバリアフリーの取組」に関する４つ大臣指示（2021年6月11日）
[1] 障害者用ＩＣカードの導入
[2] 特急車両における車椅子用フリースペースの導入
[3] ウェブによる乗車船券等の予約・決済の実現（マイナポータルとの連携を含む）
[4] 精神障害者割引の導入促進
▽JR東海 障がい者割引が適用されるお客さま向けの新たなＩＣカードのサービス開始について（PDF）（外部リンク：JR東海）
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