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【JICAアフリカ障害者研修 研修員インタビュー④】
ンデリアナンガ ウミィ ハミシさん(タンザニア)

2017年06月29日 国際協力/海外活動

6/8より始まったJICAアフリカ障害者研修にはアフリカ6ヶ国(レソト、モザンビーク、ナミビア、セネガル、タンザニア、ジンバブエ)8名の研修員とレソト人手話通訳者1名が参加しています。
タンザニアから参加しているタンザニア障害者連盟の代表ンデリアナンガ ウミィ ハミシ(NDERIAZNANGA Ummy Hamisi)さんからタンザニアの障害者事情等をうかがいました。


〇代表を務める連盟にはいくつほどの団体が加盟していますか

10の団体が加盟しています。身体障害者、アルビノ、盲者をはじめとした様々な種類の団体があります。

 

写真1 浴衣に挑戦しているウミさん

写真1 浴衣に挑戦しているウミさん

〇連盟ではどのようなことをしていますか

障害者の権利擁護活動や、政策がよりよいものになるように政府と交渉をしています。

 

〇タンザニアでの若手障害者の状況について教えてください

詳しい数はわかりません。若手障害者が仕事を得ることはとても大変です。民間企業は雇用する前から障害者は仕事の達成度が低いと決めつけ雇うことを嫌がります。そして、若手の障害当事者は仕事を得られないと始めから諦めてしまっています。私は民間企業の考え方と若手の障害当事者の考え方、どちらも問題だと考えています。

写真2 ホームステイでたこ焼きに挑戦
写真2 ホームステイでたこ焼きに挑戦

〇タンザニアでの女性障害者の状況について教えてください。

楽しく、彼女たち自身の生活を送れている女性障害者も多いです。しかし、タンザニアでは、まず、女性であること自体が困難を強いられます。そして、障害者であることでさらなる困難を強いられます。これがタンザニアの状況です。

 

写真3 講義中の様子

写真3 講義中の様子

〇タンザニアをどのようにしていきたいですか。

障害者が排除されない、共生社会にしていきたいです。また、アクセスシブルな環境を作っていきたいです。そして、国全体をエンパワメントしていき、障害者もそうでない人も楽しく生活できるような環境を作っていきたいです。

 

〇日本に来て何に驚きましたか?

建物や電車等、アクセスビリティが本当にいいことに驚きました。また、政府が障害当事者に介助者を派遣する制度を整えていることに感動しました。

 

ウミィさんは日本のタコなしのたこ焼き(チキン入り)と焼き鳥がとても大好き。エネルギッシュで笑顔の絶えず、研修の雰囲気を明るく盛り上げてくれています。浴衣が気に入ってお土産に買っていました。

写真4 ホームステイで日本食にトライ

写真4 ホームステイで日本食にトライ

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