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インクルーシブ教育の現場!三鷹の森学園三鷹市立第三中学校(東京都)の議員視察に同行してきました!

2023年07月18日 インクルーシブ教育

校舎の外観

6月22日(木)に伊藤孝江文部科学省大臣政務官を訪問し、要望書を手交してきたことを報告しました。

伊藤孝江文部科学大臣政務官に要望書を手交してきました

そこでご一緒した吉竹美乃里さんが通常学級で学んでいる東京都の三鷹の森学園三鷹市立第三中学校の視察をぜひ、とお願いしていましたが、公明党障がい者福祉委員会委員長の三浦信祐(のぶひろ)参議院議員と同委員会事務局長の宮崎勝参議院議員の視察が実現しました!

DPIからは崔と事務局の岡部も同行し、また、4名の三鷹市議会議員の方々もご一緒しました。美乃里さんのお父さんである吉竹和宏さんにも3月のDPIインクルーシブ教育推進フォーラム以来となりましたが、(その時はオンラインでしたが)お会いできました。美乃里さんとお父さんの和宏さんは2020年に一度、当時の鰐淵文科大臣政務官にDPIのメンバーと一緒に表敬したことがあります。

鰐淵文部科学大臣政務官に「学校のバリアフリー」などに関して緊急要望を行いました!

美乃里さんは、介助員と看護師のサポートを受けながら、すべての授業を通常学級で過ごしています。また、今年初めの泊りがけのスキー教室には保護者の付き添いなしで、お友達と楽しく過ごしてきました。

美乃里さんの学校生活の様子と学校のバリアフリーの状況を見させていただきました。並木校長先生、清水副校長先生などに大変気持ちよくご案内いただきました。美乃里さんは数学の授業中でしたが、介助員の方のサポートを受けながら、自然にクラスの中に溶け込んでいる様子を見ることができました。スキー教室の時の班編成は美乃里さんの班が一番先にできたという話の通りの雰囲気でした。

生徒が授業を受けている様子

また、三鷹の森学園三鷹市立第三中学校のバリアフリーの状況ですが、とても25年前に建てられた校舎とは思えません。エレベーターはもちろん設置されていていつでも使えるようになっていました。車いすユーザー用のトイレも各階に設置されていて、廊下も広い!

バリアフリートイレの様子 エレベーター

広い廊下

そして、災害時の避難所となる体育館も校舎から外に出る必要なくフルフラットで移動可能!すべての学校がこうならないと…。先の要望でも2025年までのバリアフリー化加速をお願いしています。

体育館の中の様子 低めに設置された水道

校長先生などとの懇談会でも、三浦議員や宮崎議員からはこうしたインクルーシブ教育を全国ですすめたい!という力強い言葉もいただき、支援員や介助員の配置のための予算を増やしてほしいという要望に対しても頑張るとのお言葉!

ここまで来るのにはいろいろご苦労があったとの話は美乃里さんのお父さんから聞いていましたが、東京にも全国に誇れる?実践ができていることには本当に勇気をもらいました。

最近、いろいろ寄せられている教育関係の相談には本当に腹立つことが多く、この視察はぎすぎすしていた心の処方箋になりました(笑)。9月には美乃里さん、修学旅行!いい思いでたくさん作ってきて、また色々聞かせてくださいね。

集合写真

三浦先生、宮崎先生、三鷹市議会議員の皆さん、三鷹第三中の先生方、教育委員会の方、本当にありがとうございました!美乃里さん、お父さん、お疲れさまでした。ありがとうございました。

DPIとしては今後も皆さんと一緒に、差別解消、学校バリアフリーなどの様々な角度から障害者権利条約がめざすインクルーシブ教育を進めていきます。

崔 栄繁(議長補佐)


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