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「今月はここに注目!!」各分野での注目すべき検討会・パブリックコメント・裁判・イベント・動きなどまとめてお届け!(2025年11月号)

2025年11月04日 イベント地域生活バリアフリー権利擁護雇用労働、所得保障障害女性国際/海外活動

今月はここに注目!
現在の国の動き、障害者運動に何が起きようとしているのか、情勢を追いかけるためにもってこいの
「ここに注目!2025年11月号」をお届けします。

今月の注目すべき検討会・パブリックコメント・裁判・イベントなど、
各分野でまとめてお届けします。

これを読めば一目瞭然!



凡例:◎=大注目! 〇=注目! △=よかったら見て

クリックすると各分野に移動します


地域生活

◎大注目!
第14回DPI障害者政策討論集会開催! 11月29日(土)全体会
「本気で進めよう!地域移行・脱施設~家族や入所施設に頼らない地域生活の実現に向けて~」

<ワンポイント解説>
久しぶりに対面で行われる政策論集会の全体会では、地域移行・脱施設に向けた国レベル、自治体レベルでの取り組みとして韓国やソウル市の事例報告や国内での取り組みとして、地域移行の実践事例について報告をしていただきます。

パネルディスカッションでは「どうしたらできる?脱施設」をテーマに行政や支援者、当事者の立場から地域基盤整備の在り方について議論することを通じて、家族や入所施設に頼らない地域生活の実現に向けた具体的な方策について考えていきます。

▽申込:11月29日(土)、11月30日(日)第14回DPI障害者政策討論集会 開催!
https://www.dpi-japan.org/blog/events/14th_seisakuron/


バリアフリー

◎大注目! 集計結果発表(予定)!10/24 全国一斉行動!UDタクシー乗車運動

<ワンポイント解説>
10月24日に実施した全国一斉行動!UDタクシー乗車運動の集計結果を11月上旬にウェブサイト上で発表する予定です。
この結果をもとに、国交省に改善の要請を行います。

乗車拒否をなくし、誰もが利用できるUDタクシーを目指して活動して参ります。


◎大注目! 日程未定!第1回バリアフリー基本構想等作成ガイドラインの改定等に関する検討会

<ワンポイント解説>
国交省ではバリアフリー法に基づいて各地でバリアフリー基本構想の策定を呼びかけています。
特定の地域の面的なバリアフリー整備を進めるものです。

この基本構想の作成ガイドラインを見直すことになりました。
基本構想は策定が停滞していますので、推進策も含めた見直しが必要です。


◎注目! 日程未定!第2回GREEN×EXPOアクセシビリティに関する取組の開催

<ワンポイント解説>
2027年に横浜市内で開催される国際園芸博覧会のアクセシビリティの取り組みが始まっています。
昨年度はアクセシビリティライドラインを策定し、本年は具体的な整備について議論しています。


権利擁護/雇用労働

◎大注目! カスタマーハラスメント防止措置に関する指針策定に当たっての労働政策審議会雇用環境・均等分科会障害者団体ヒアリング

<ワンポイント解説>
6月に改正労働施策総合推進法が成立し、事業主に対してカスタマーハラスメント防止のための雇用管理上の措置が義務付けられました。
労政審では、この防止措置の指針の策定を行います。

DPIでは、障害者差別解消法の遵守、合理的配慮の提供を求めることはカスタマーハラスメントには当たらない、障害特性の理解、研修の実施等を指針に盛り込むように働きかけを続けています。
11月6日の労政審では、障害者団体ヒアリングが予定されています。上記の事項が盛り込まれるか、ご注目ください。

▽傍聴申込:11月5日(水)12時必着!
厚生労働省「第86回 労働政策審議会雇用環境・均等分科会」開催案内(外部リンク)


インクルーシブ教育

◎大注目! 【DPI加盟団体主催イベント】
「インクルーシブ教育はインクルーシブ社会につながっている!」

2025年11月16日(土)14時~16時(〆切は11/9)
※オンラインのみ(80名)です。
※参加費無料、手話通訳・要約筆記あり。アーカイブ配信はなし。

<ワンポイント解説>
JILがキリン福祉財団から助成を受け「『ともに学ぶ』がインクルーシブ社会をつくっていることを明らかにする」社会調査・啓発の事業を行いました。
今回は、その取り組みを通じて明らかになったことなどについて、JIEPのメンバーが、報告とシンポジウムという形式で、深めていきます。(DPI後援の取り組みです)

登壇者:植田洋平さん(ヒューマンネットワーク熊本 事務局長)、中野まこさん(自立生活センター十彩 代表)
ファシリテーター:佐藤元紀さん(自立生活センターアクセル 代表)

申込み方法
①Googleフォーム: https://forms.gle/39txEbeLnk34GsY77
②電話:052-851-5240 FAX:052-851-5241
③Eメール:aijuren.kyouiku@gmail.com

・氏名・所属・連絡先・Eメールアドレス
・必要な配慮(例:手話通訳、要約筆記、テキストデータなど)

問い合わせ先:愛知県重度障害者団体連絡協議会・教育部会(担当:佐藤)
電話:052-851-5240 FAX:052-851-5241
Eメール:aijuren.kyouiku@gmail.com


◎大注目! 【DPI加盟団体主催イベント】
「インクルーシブ教育がひらく未来 ~南桜塚小学校の実践から~」

2025年12月7日(日)14時~16時30分(〆切は11/23)
会場:刈谷市中央生涯学習センター/ズーム併用
※現地参加(50名)/オンライン(80名)
※参加費500円、手話通訳・要約筆記あり。アーカイブ配信はなし。

<ワンポイント解説>
愛知県重度障害者団体連絡協議会(愛重連)は、2022年度から毎年1回インクルーシブ教育に関する講演会を開催してきた第4弾です。
2023年度はカナダ、2024年度はイタリアがテーマでしたが、今年は日本の実践がテーマです。

大阪府豊中市立南桜塚小学校の校長をされていた橋本直樹さんと
自立生活センターメインストリーム協会当事者スタッフの鍛治克哉さんをお招きしてお話を伺います(会場とZoom併用)(DPI後援の取り組みです)

登壇者:橋本直樹さん(大阪府豊中市立南桜塚小学校 元校長 現幼稚園勤務)
鍛治克哉さん(自立生活センターメインストリーム協会 当事者スタッフ)
市川達朗さん(岡崎自立生活センターぴあはうす 当事者スタッフ)
中野まこさん(自立生活センター十彩 代表)

申込み方法
①Googleフォーム: https://forms.gle/LF6YMoqVywhuekz38
②電話:052-851-5240 FAX:052-851-5241
③Eメール:aijuren.kyouiku@gmail.com
・氏名・所属・連絡先・Eメールアドレス
・会場/Zoom 参加(どちらで参加するか)
・必要な配慮(例:手話通訳、要約筆記、車いす席など)

問い合わせ先:愛知県重度障害者団体連絡協議会・教育部会(担当:佐藤)
電話:052-851-5240 FAX:052-851-5241
Eメール:aijuren.kyouiku@gmail.com


国際

〇注目! 第2回世界社会開発サミットの概要、11月4〜6日にカタール・ドーハで開催

<ワンポイント解説>
背景と現状―過去30年で15億人が極度の貧困から脱却、就学率向上、平均寿命が66歳から73歳に上昇したが、2023年時点で8億人が極度の貧困、11億人以上が健康・教育・生活水準で多次元的な困難に直面。課題は社会的格差の拡大、制度への信頼低下、社会的結束の脆弱化。

目的は以下の3点:
①コペンハーゲン宣言への再コミットと社会開発のギャップ評価
②効果的な多国間協力に基づく社会正義の推進
③人間中心の統合的アプローチによる社会進歩の加速

ドーハ政治宣言の重点分野―貧困撲滅、働きがいと経済変革、社会統合、食料安全保障と健康、
デジタル変革とAI、気候レジリエンス、ジェンダー平等、社会開発の資金調達。
緊急性を示すデータには、13億人の障害者が制度的障壁に直面していることが含まれています。

▽原文(英語)
Second World Summit for Social Development 2025(外部リンク)


〇注目! 障害と開発に関する国連旗艦報告書2024が出版されています

<ワンポイント解説>
JETROの森壮也さんから、2018年版の改正版が作成されたと情報をいただきました。

「Accelerating the realization of the Sustainable Development Goals by, for and with persons with disabilities(障害者による・障害者のため・障害者とともにSDGsの実現を加速する)」と題され、
食料安全保障、健康、エネルギー、ICTアクセスなどでの大きな格差と、複合的な差別と排除の影響を受けやすい特に女性、女児、周縁化された障害者グループが問題とされています。

その課題解決のために障害者の参画、国際協力、資金の動員をあげ、障害者を「受益者」ではなく「変革の主体」として位置づけ、2030年までのSDGs達成に向けた包摂的な道筋を示しています。

▽報告書全文(英語)
UN Flagship Report on Disability and Development 2024(外部リンク)


〇注目! WHO「車いすの供与についてのガイドライン」2023年の日本語版がオンラインで共有されています

<ワンポイント解説>
「適正な車椅子へのアクセスは人権である」。
WHOの車いす供与ガイドライン(Wheelchair provision guidelines 2023)の日本語版PDFが
日本車椅子シーティング協会(JAWS)などの翻訳でオンラインからダウンロードできます。

▽世界保健機関 (WHO)車椅子供与ガイドライン(外部リンク)


優生関係

〇注目! 第3回検証会議開催 オンライン傍聴可!12月3日(水)10:00~12:00

<ワンポイント解説>
検証会議の第1回が10月1日に開催、第2回目が10月27日に開催されました。
検証会議のもとで3つの分科会を設置すること、各分科会での検証項目の内容の確認が行われ、近く分科会ごとの会議が開始される予定です。検証会議はオンラインで傍聴可能です。

9月30日に開催された第2回定期協議において確認された事項を、新政権に代わっても、きちんと引き継がれるよう求めていきたいと思います。
ぜひ検証会議を傍聴ください。日弁連法務研究財団のホームページに第1回検証会議の議事録もアップされています。

補償法第33条に基づく検証会議(第3回)
日時:12月3日(水)10:00~12:00
傍聴案内(ZOOMリンク)・資料は、開催日の数日前に下記ウェブサイトで共有される見込みです。

▽(外部リンク:公益財団法人 日弁連法務研究財団)


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