障害のある人もない人も同じように暮らせる社会へ

2/21(金)ユース担当国連事務総長特使との対話
~誰一人取り残さない社会の実現に向けたユースの役割~
(国連創設75周年記念イベント)

2020年02月27日 地域生活国際協力/海外活動

2月21日(金)、ユース担当国連事務総長特使ジャヤトマ・ウィクラマナヤケ氏の来日にあわせ、「誰一人取り残さない社会の実現に向けたユースの役割」と題した国連創設75周年記念イベントが開催されました。

第一部でのユース国連大使による基調講演につづき、第二部の「ユース世代」4名によるパネルディスカッションにDPI日本会議特別常任委員の立場で登壇させていただきました。

私に与えられたお題は、「障害者を含むインクルーシブな社会をつくるために、日本のユースたちができることは何か?」との問いでした。

私は、SDGsの議論において、障害者を支援や保護の対象ではなく、社会を変えていくパワーをもった存在として捉えなおすことが最も大切なことだと伝えました。また、障害のあるユースが力を発揮するためには、徹底した合理的配慮が必要であることも改めて伝えるため、私自身が25歳の時に関わった当時21歳の沖縄の女子大学生の話をしました。

曽田

彼女は英語が大好きで、障害のない同級生たちと同様に夏休みに海外に行くことを夢見ていました。でも、「私のカラダはこんなだから・・・」と諦めていました。

私は、それは彼女のカラダのせいではないということを伝えたくて、24時間介助が必要な彼女の介助者分の旅費を寄付で集めるお手伝いをしました。彼女は、初めて渡航したフィリピンで最終日にローカルラジオに出演し、「沖縄にもどったら、障害のある高校生に『あなたにもできるよ』って伝えたい」と話しました。

SDGsや国際協力の現場で、私たち障害者はよく「脆弱な人たち(vulnerable people)」と表現されます。でも、私たちを脆弱にしているのは誰なのか、何なのか、という視点が必要です。

いくら「誰も取り残さない」というスローガンを掲げても、合理的配慮がなければ私たちはスタートラインにも立てず、2030年以降も確実に取り残されてしまう、ということを伝えました。質疑応答では、日本では障害者の住む場所・学ぶ場所で「分離」が続いている問題についても話しました。

今回はじめて参加した本イベントでは、ホールにたどり着くまでに10段ほどの階段があったり、情報保障がなかったりと、改めてこうした「一般」の議論に障害者の姿が想定されていない現実を感じる場面もありました。

DPI日本会議として、よりインクルーシブな議論の場を、実態から一緒につくっていけるとよいと思いました。

DPI特別常任委員 曽田 夏記

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