「今月はここに注目!!」各分野での注目すべき検討会・パブリックコメント・裁判・イベント・動きなどまとめてお届け!(2025年10月号)
2025年09月30日 イベント地域生活バリアフリー権利擁護雇用労働、所得保障障害女性国際/海外活動
現在の国の動き、障害者運動に何が起きようとしているのか、情勢を追いかけるためにもってこいの「ここに注目!2025年10月号」をお届けします。
今月の注目すべき検討会・パブリックコメント・裁判・イベント・動きなど各分野でまとめてお届けします。
これを読めば一目瞭然!
凡例:◎=大注目! 〇=注目! △=よかったら見て
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地域生活
◎大注目! オンライン傍聴可!10/1(水)第150回社会保障審議会障害者部会開催
<ワンポイント解説>
10月1日(水)17:00-19:00の予定で障害者部会が開催されます。
議題は「令和9年度に向けた障害福祉計画及び障害児福祉計画に係る基本指針の見直し」とされており、「障害者の地域生活支援も踏まえた障害者支援施設の在り方に係る検討会」のこれまでの議論も踏まえた見直しの作業が行われる見込みです。この基本指針の見直しが脱施設・地域移行をさらに推し進めるものになるのかどうか、ぜひみんなで注視していきましょう。
会場のライブ配信(YouTube)は申し込み不要で傍聴可能です。
優生関係
◎大注目! オンライン傍聴可!第1回検証会議 10/1(水)13:00-15:00
<ワンポイント解説>
昨年7月3日の最高裁判決後に締結された合意文書に基づき開催される定期協議の第二回目が、今年9月30日に開催されます。原告団・弁護団・優生連からは要請書を提出し全面解決に向けたさらなる一歩を進めます。また、翌10月1日(水)13:00~15:00に補償法第33条に基づく検証会議が開催されます。申込み不要でどなたでも傍聴いただけます。ぜひご注目ください!
▽第1回検証会議傍聴(外部リンク:公益財団法人 日弁連法務研究財団)
インクルーシブ教育
◎大注目! イベント「ともに学び、ともに育つ~インクルーシブ教育ってなに?~」@大阪弁護士会館(申込10/1まで)
<ワンポイント解説>
誰もが地域でともに暮らせる、分けられない社会に向けて…。生徒や教員にとって自由な教育に向けて取り組んでいる芦屋市の実践もご報告いただきます。「人権としてのインクルーシブ教育」の観点も交えながら、いっしょに考えましょう。
日時:2025年10月4日(土)13時30分~16時30分
会場 大阪弁護士会館2階ホール
(Zoomウェビナーによるハイブリッド開催ですが、オンライン参加は既に締切られています)
情報保障:手話通訳・文字通訳あり(無料)希望者には配付資料のテキストデータあり。
問合せ先:大阪弁護士会 法律相談部相談二課
TEL:06-6364-1239
■会場参加申込期限:2025年10月1日(水)
障害女性
◎大注目! 10/15まで締切延長! CRPD複合差別対処ガイドライン草案への意見募集
<ワンポイント解説>
8・9月号でも案内しましたが、国連障害者権利委員会(CRPD)が「障害のある女性と少女に対する複合的で交差的な差別への取り組みに関するガイドライン草案」を公開し、草案への意見が募集されています。意見提出の締切が10月15日までに延長されました。
意見は、英語、フランス語、スペイン語のいずれかの言語で、文字数3,500語以内/ページ数10ページ以内にまとめ、Eメール(ファイル形式は、ワードまたはPDF)でCRPD事務局まで提出ください。(送付先メールアドレスは下記リンク先(前号での記事文末の【原文の掲載ページ】)に掲載)
権利擁護
◎大注目! 11/15まで CRPD「障害に基づく暴力に関する調査」アンケート募集中
<ワンポイント解説>
国連障害者権利委員会(CRPD)脱施設化作業部会が「障害に基づく暴力に関する調査」で 暴力を経験した個人を対象にアンケートを行っています。調査は、障害のある人々が直面する、医学モデルやエイブリズムに起因する不平等や暴力(強制的な施設収容や治療、身体的・精神的・性的虐待、法的無能力化、スティグマ、社会的排除、複合的差別の被害など)、差別をなくすための新たな国際指針策定を目指して行われます。アンケートは、英語またはスペイン語で行われます。
国際
◎大注目! デフリンピックは是非現場でみてみましょう!第25回夏季デフリンピック@東京 11/15~26日
<ワンポイント解説>
国際ろう者スポーツ委員会(ICSD)の主催により、デフアスリートを対象に4年毎に開催されている『デフリンピック』の100周年となる「第25回夏季デフリンピック」が初めて日本で開催されます。11月15日(土)の開会式から始まり、26日(水)の閉会式までが、全競技を合わせて無料で観戦可能となります。
▽TOKYO 2025 デフリンピック公式サイト(外部リンク)
〇注目! 10月6日は世界脳性まひ啓発デー
<ワンポイント解説>
脳性まひの障害者は世界で5,000万人。彼らの功績を祝い、障壁に挑戦し、よりアクセスしやすく包括的な世界を推進する日です。Partners – World Cerebral Palsy Day(外部リンク)をクリックしサインインして、キャンペーン資料とツールキットを受け取って、この日を一緒に支援しましょう。
〇注目! 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)への障害者権利委員会からの総括所見が、ウェブにアップされました。
<ワンポイント解説>
歓迎された点は、障害者の権利保護と促進に関する国内法の制定。懸念点は2023年法での障害者の救急サービスへのアクセス規定の欠如。質問は、緊急時や自然災害時の障害者支援に関する国家戦略の有無とその期間、「サービス49」「サービス83」と呼ばれる施設の実態や心理社会的障害者の隔離・非人道的扱いの情報の真偽、脱施設化と地域支援の進展状況。
回答は、2019〜30年国家戦略に障害者支援の規定があり、災害時には警報や訪問支援を実施、「サービス49」などの施設は存在せず、療養・予防施設で医療サービスを提供、障害者の長期療養に心理療法・薬物療法・作業療法なども、2003年の法律で障害者の社会・政治・経済・文化的権利を高い水準で保障。最後に代表団は、米国や西側諸国による人権状況に関する否定的な報道は虚偽であり、国を中傷するキャンペーンであると主張。
▽総括所見(外部リンク:OHCHR)
▽討議内容(外部リンク:UN)
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