「第18期バリアフリー障害当事者リーダー養成研修in愛知」を名古屋市で開催しました!

10月13日(月祝)~15日(水)の日程で、「第18期バリアフリー障害当事者リーダー養成研修in愛知」を名古屋市内の『ウインクあいち』(一日目と三日目)と『IGアリーナ(愛知国際アリーナ)』(二日目)で開催しました。
愛知実行委員会の石田長武さん(AJU自立の家)に報告を書いていただきましたので、是非ご覧ください。
この研修は公益財団法人 交通エコロジー・モビリティ財団様に共催をしていただき、全国各地で障害当事者の意見を取り入れたバリアフリー整備を推進していくため、その中心となって活動する障害当事者の育成を目指したものです。スタートは2007年で、毎年全国各地で開催してきました。
昨年は東京で開催され、今年は2014年の開催以来11年ぶりの愛知での開催となりました。参加者は北は岩手県から、西は徳島県まで全国各地から合計21人の方たちに参加をしていただきました。
今年の研修は来年に愛知・名古屋で開催される『アジア・アジアパラ競技大会』に向けた行政・事業者・障害当事者団の三者によるバリアフリー化の取り組みの紹介、今年7月に開業したIGアリーナUDの取り組みの紹介や視察、そして、アジア・アジアパラ競技大会のメイン会場となる瑞穂陸上競技場改修におけるUDの取り組み紹介等を中心に行いました。
〇1日目
愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会組織委員会 五十川有希子氏に大会の取り組みについて、名古屋市会議員 成田たかゆき氏、名古屋市健康福祉局担当局長(地域共生社会推進)田嶌仁美氏からは当事者からの行政・事業者への働きかけ実績について、お話をしていただきました。最後にグループワークも行い、地元のマスタープラン等のBF計画の共有をしました。
〇2日目
午前中は(株)愛知国際アリーナ 堀内剛紀氏にIGアリーナUDの取り組みについてのお話のあと、UDに関わられた名古屋大学名誉教授 谷口元氏と愛重連 入谷忠宏氏の三者による対談を行いました。
午後は3グループに分かれてIGアリーナを約二時間かけて視察しました。車椅子ユーザーのために客席を取り外せるVIPルームの見学等、国内最大級のアリーナをじっくりと視察させていただきました。
また最後に名古屋タクシー協会 石川優様にご協力をいただき、UDタクシーの乗車体験を行いましたが、雨模様であったためIGアリーナ様のご厚意により、アリーナの中で乗車体験を行わせていただきました。
〇3日目
瑞穂陸上競技場改修のUDの取り組みについて、名古屋市スポーツ市民局スポーツ施設課課長補佐 大橋亮介氏と竹中工務店名古屋支店設計部 石黒紘介氏にお話をしていただいたあと、研修の振り返りと今後の活動についてグループワークを行い、参加者一人ひとり発表を行いました。
今回の研修で印象に残った話の一つとして、IGアリーナおよび瑞穂陸上競技場改修設計担当者お二人からの、当初はUDに対する意識のバリアがあった、話し合いをしていく中で当事者が求めるUDへの気づきや理解が深まっていった等のお話があり、あらためて建設的対話の大切さを感じました。
参加いただいた皆様には、今回の研修での学びが地元でのバリアフリー運動の一助になればと実行委員会一同願っています。
第18期バリアフリー障害当事者リーダー養成研修in愛知実行委員会
AJU自立の家 石田長武
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