全ての人が希望と尊厳をもって
暮らせる社会へ

バリアフリー新型新幹線レポート①東海道新幹線「N700S」
窓が見やすいと、こんなに外を見たくなるものだったのか!

2021年06月07日 バリアフリー

乗車する佐藤

先日、車椅子席6席の新しいN700S(以下、新型車両)に乗ってきました。

新幹線の新しいバリアフリー整備基準は2019年の検討会でまとめられ、今年7月から新造される全国の新幹線で適用されます。総席数500席未満は4席、500-1000席未満は5席、1000席以上は0.5%(いずれも多目的室含む)となります。

JR東海は前倒しして導入してくださり、4月20日から新型車両が走り出しています。4月の試乗会でも乗りましたが、一般の営業車両としてホームに入ってくる姿を見たら、感動して泣きそうになりました。素晴らしくて、感動しますよ。

今日はどの列車かな?

2021年6月7日現在、新型車両は3編成(本)導入されています。

東海道新幹線は、全体で170編成くらいあるので、まだまだ少ないですが、これから毎月1編成増えるペースで導入される予定です。新型車両は毎日決まった時間に走っているわけではなく、入れ替わるのです。

今日はどの列車が新型車両なのかは、当日の朝5時にJR東海のHPに掲載されます。新しい車両は全てのぞみなのかと思っていたら、ひかりもこだまでも走っているんですね。新しい発見でした。

▽JR東海HP「東海道新幹線の車いすスペースのご利用について」

HP上の案内

これがHPの画像です。この写真の一番下の「車いすスペースが6席あるN700Sで運行する列車はこちら」というボタンを押すと、当日の運行情報が開きます。

この日は朝5時に起きてHPで確認したら、のぞみ6号(新大阪9:45発)が新型車両でした。よし、これなら乗れる!ということで、ワクワクしながら新大阪駅へ。

窓口で11号車12番E席を予約。このE席というのは山側の席で、窓にぴったり寄れるフリースペースなんです。これまで車椅子席は12番B席か13番B席しかなかったので、「E席」というはじめての表記を見て、めっちゃ嬉しかったです。
新大阪から東京までの新幹線切符
きっぷを買ったら、窓口の方がこういう説明書きも下さいました。

 

車いすスペースご利用(予定)のお客さまへ の説明書き
車いすスペース(移乗席なし)3席、車いすスペース(移乗席あり)が3席、多目的室もありますよと、ちゃんと図入りで説明されてます。

圧倒的な6席レイアウト(11号車)

駅の電光掲示板
ホームへ行くと、目指す列車が電光掲示板に。ここには新型車両とわかる表記はないですね。でもワクワクするな~

 

駅に到着した新幹線
来ました!N700Sです。新大阪駅のホームは写真のように段差と隙間がありますが、東京駅では16番線、17番線の11号車の乗り口は段差と隙間が解消されています。

夏までには18番線、19番線も改修予定。今後、新大阪駅も改修できるか検討してくださっています。

 

車内の通路
乗り込んで行くと、おっと見えてきました!

 

六席レイアウト①
圧倒的に広い空間!これが6席レイアウトです。何度見ても「おおー!」と声が出てしまいます。感動の空間です。

 

6席レイアウト②
横から見たら、この広さ。山側の③スペースはそれぞれが全長1300mmmと座席側(1200mm)より10cm長くなっています。ストレッチャー型も乗れますよ。

 

6席レイアウト③
こちらが海側の移乗席のある車いすスペースです。B席と車いすスペースがセットで1人分として販売されますので、座席に移乗したい方は移乗もOK。同伴者はA席を買えますので、並んで座ることが出来ます。

 

車いす席に乗る佐藤①
これが私です。表情固いですが、全開で喜んでいます。

 

壁のコンセント
コンセントは窓側の壁面の下についています。数年後の車両から手が届きやすいようにもうちょっと高い位置に改善していただく予定です。

車いす席から見たドア前の画像
11号車からトイレに行く側のドアです。この写真を見て、ドアがちょっと変わったなと思った人はかなりのツウです。N700Aよりドアの位置が山側(写真では左)に広げてあるのです。

さらに、自動ドアが開くのが2段階に設定されています。歩いている人が通ったときは狭めに開き(20-30センチくらい開かずに残る)、車いすが通ったら全開で開くそうです。感知範囲も狭く設定されているので、車椅子席で動いてもドアは開きません。これ、感動しますよ。

車いすスペースの表示
車いすスペースの壁には、この車いすスペースについての説明を書いて貼ってありました。

車窓の景色① 車窓の景色②
山側の車いすスペースは、座席がないので車いすで窓に近づいて車窓の景色を楽しむことが出来ます。とっても見やすいです。

今回はじめて気がついたのですが、窓が見やすくなると、ずっと景色を見ていたくなるんですね。これまでの車いすスペースは、窓から遠いし、角度も狭くて見える範囲が狭いので、ちょっと見ただけですぐやめていました。

それが、滋賀県や岐阜県は結構麦畑が多いんだな(私の実家は米農家なので麦畑が珍しい)とか、ソーラーパネルが結構設置されているんだな、とか、新しい発見がたくさんありました。

結局、新大阪から東京まで2時間半ずっと窓から外を見ていました。美しい風景と都会の変わりゆく姿を堪能することが出来ました。

まとめ

ドアが開いた瞬間、6席レイアウトの圧倒的な広い空間に、感動します。ぜひ、この感動をみなさんにも体験してほしいです。コロナが落ち着いて移動ができるようになったら、ぜひみなさん乗ってみて下さい。

これから新型車両が毎月導入されてどんどん増えていきます。Webで予約できるようにも改善されていきます。さらに、JR東海と継続して話し合いを続けていただいているので、細部の見直しも進んでいきます。

こんなに素晴らしい車両をつくってくださったJR東海のみなさまに、心から感謝申し上げます。

通路幅もしっかり確保されているので、車いすがいても車内販売のワゴン車はスムーズに通れます。

以前はワゴン車が来るとデッキに出たりして場所を空けないと通れなかったので、いつも緊張して寛ぐことが出来ませんでした。新型車両は、全くに気にせずに居れますよ。嬉しいので、思わずアイスクリームを買ってしました!

新幹線名物アイスクリームと車窓

これ以上太らないことを祈りつつ、車窓の景色を楽しみながら食べるアイスはサイコーでした。

今後も全国の新幹線で車いすスペースを増やした新型車両が導入されます。次は北陸新幹線で、7月16日からE7系車両で導入予定です。新型車両が導入されたら、毎回乗車してレポートを書きますので、ご期待下さい!!

▽JR時刻表(6月号、972ページ)
【運行ダイヤの概要】
〇運行開始日:7月16日(1ヶ月前となる6月16日より予約可)
○1日の運行本数:8本(ダイヤ固定)
・東京駅~金沢駅間 1往復
・東京駅~長野駅間 1往復
・長野駅~金沢駅間 1往復
・富山駅~金沢駅間 1往復

報告 佐藤聡(事務局長)


私たちの活動へご支援をお願いします

賛助会員募集中です!

LINEで送る
Pocket

現在位置:ホーム > 新着情報 > バリアフリー新型新幹線レポート①東海道新幹線「N700S」 窓が見やすいと、こんなに外を見たくなるものだったのか!

ページトップへ