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バスタ等と道路のバリアフリー整備基準を策定しています!
第2回道路空間のユニバーサルデザインを考える懇談会報告

2020年11月12日 バリアフリー

9月に引き続いて11月9日に第2回懇談会が開催されましたのでご報告します。

▽第1回懇談会の様子はこちら(9月23日記事)

この懇談会で議論していること

1.特別特定車両停留施設の道路移動等円滑化基準(バリアフリー整備の義務基準)のハード基準とソフト基準

 バスタ新宿(2016年~)は全国最大規模のバスターミナルですが、法的にはバスターミナルではなく道路上の駐車場だったのです。そのためバリアフリー法の対象にはなっておらず、バリアフリー整備の基準もなかったのです。今年道路法とバリアフリー法を改正し「特別特定車両停留施設」という分類を新たに作り、法の対象に加えました。新しい分類ですので、バリアフリー整備基準(義務基準)をこの懇談会で議論し、策定します。

バスタ新宿の看板表示

 国はバスタ新宿のような鉄道・バス・タクシーなど異なる交通機関を集約したターミナルを整備する「バスタプロジェクト」を推進しています。今後、品川駅西口、神戸三宮駅前、札幌駅、仙台駅、新潟駅、呉駅、大宮駅、長崎駅等で整備が予定されており、全国に広がっていきますので、どのようなバリアフリー整備基準をつくるか重要です。

2.歩行者利便増進道路の構造基準

今年改正された道路法で、賑わいのある道路空間をつくるために「歩行者利便増進道路」の指定制度が創設されました。たとえば、4車線あったものを2車線に減らし、その分歩道を広くして、ベンチを置いたり、露店やカフェ等を出したり、というものです。こちらも新しい分類なので、バリアフリー整備基準を策定します。

概要

1.特別特定車両停留施設の道路移動等円滑化基準

前回の委員からの意見のまとめがあり(資料3)、それを踏まえてどのような内容にするかという骨格が示されました(資料4,5,6)。前回提起したものはほぼ取り入れていました。

●主な意見

〇DPIからの意見

  1. エレベーターは規模や利用状況に応じて大型化、複数化してほしい。
  2. 車椅子が利用できるトイレを1以上ではなく2以上へ、複数化してほしい。多機能トイレはいつも使用中で利用できないことが多い。機能分散をした上で、複数化が必要。最近出来た高輪ゲートウェイ駅やJR御茶ノ水駅などは車椅子で使えるトイレが複数ある。さらに、男女のトイレにそれぞれ車椅子で入れる広い便房(簡易多機能トイレ)もあると良い。メトロ、都営地下鉄のトイレで整備している。
  3. 待合室には車椅子が居れるスペースを確保してほしい
  4. 階段の手すりは、波型手すりはやめてほしい。使いやすい人もいるが、肢体障害や視覚障害者には使いにくい。手すりを持ち替えないといけないときがあり、逆に不安定になる。階段の奥行きと波形が一致してない場合も多く、混乱する。障害者団体の調査では、手すりが必要な人の8割が利用しにくいという結果もある。大阪の区役所では地元障害者団体からの要請で波型手すりから普通の真っ直ぐな手すりに付け直した事例もある。
  5. ロッカーは視覚障害者が利用できるものにしてほしい。タッチパネル式では使えない。

2.歩行者利便増進道路の構造基準の策定について

●主な意見

〇DPI意見

  1. 歩行者利便増進施設「ベンチ、テーブルを配置するときに、車椅子で利用できるもの」と入れていただきたい。
  2. 車椅子で使えるトイレの複数化

今後のスケジュール

 歩行者利便増進道路については閣議決定(道路構造令制定)し、11月下旬から道路法を施行するそうです。旅客特定車両停留施設については、ソフト基準のパブコメを実施し、次回はガイドラインの策定案について議論する予定です。

 なお、当日配布された資料は近日中に下記の国交省のHPに掲載されます。こちらをご参照ください。(国土交通省のホームページ)

事務局長 佐藤 聡

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