「今月はここに注目!!」各分野での注目すべき検討会・パブリックコメント・裁判・イベント・動きなどまとめてお届け!(2026年11月号)
2026年11月02日 イベント地域生活バリアフリー権利擁護インクルーシブ教育尊厳生障害女性国際/海外活動

現在の国の動き、障害者運動に何が起きようとしているのか、情勢を追いかけるためにもってこいの「ここに注目!2026年11月号」をお届けします。
今月の注目すべき動きやイベント、公開資料などを、各分野でまとめてお届けします。
これを読めば一目瞭然!
凡例:◎=大注目! 〇=注目! △=よかったら見て
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地域生活
◎大注目!
障害福祉報酬改定検討チーム
<ワンポイント解説>
令和9年度の障害福祉報酬改定に向けた検討が始まっています。8月27日(木)の検討会では6月から8月にかけて行われた関係団体ヒアリングで出された意見などをもとに「令和9年度障害福祉報酬改定に向けた主な論点(案)」が示されました。
現在、この論点案をもとに障害福祉サービスのメニューごとの検討が進められています。
次回の開催日や議題などの詳細は今後、厚労省のHPに掲載されると思われますので、下記のリンクなどチェックしてみてください。
▽障害福祉サービス等報酬改定検討チーム(外部リンク:厚生労働省)
バリアフリー
◎大注目!
日程未定!第10回高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準に関するフォローアップ会議
<ワンポイント解説>
建物関係の課題について議論する国交省の検討会です。DPIは小規模店舗のバリアフリー化を求めており、国交省は事業者のヒアリングを実施しています。今回はその結果と、今後の取り組みが示されるのではないかと思います。大注目です。
○注目!
日程未定!第2回GREEN×EXPOアクセシビリティ意見交換会
<ワンポイント解説>
来年横浜市内で開催される国際園芸博覧会は、数年前から多様な障害者が構成員となりアクセシビリティの意見交換会を実施してきました。これまでバリアフリー整備のガイドラインを作成し、バリアフリートイレの設置や駅から会場までの移動等について議論してきました。今年度2回目の意見交換会が11月に開かれ、具体的な整備について意見交換をすると思われます。
権利擁護
◎大注目!
11月5日(木)第89回内閣府障害者政策委員会
<ワンポイント解説>
第5次障害者基本計画の実施状況の報告があり、議論が行われます。また、国の審議会等における障害のある女性委員の人数等についても報告があるようです。
教育
◎大注目!
「インクルーシブ教育推進フォーラム(第11回)」
テーマ(案)「インクルーシブ教育は理想か」
東大大学院と協働で開催。
■とき:2026年12月12日(土)13:30開始予定
■形態:オンライン形式
■募集:準備中です。DPIのHPにて参加募集します。
■内容:(現在検討中)障害者権利条約が目指すインクルーシブ教育の実現を目的として、今回のインクルーシブ教育フォーラムでは、学習指導要領の改訂の動向を報告します。また大学教育での実践や課題について考える内容を検討しています。
国際
◎大注目!
JICA社会保障・障害と開発分野プラットフォーム全体会合
<ワンポイント解説>
DPI国際部会の曽田夏記氏がコメンテーターとして参加する、JICA本部とオンラインで繋ぐ会議です。
【開催概要】
■日時:2026年11月5日(木)14:00~16:30
■開催方法:オンライン
■概要:開発途上国における障害と開発(Inclusion & Development)の取り組み、インクルーシブな社会保障施策、Disability Prideの実践者らを交えた国際協力・意見交換の場。
【当日のプログラム(予定)】
14:00~14:40 プラットフォームの活動報告・今後の取り組み紹介
14:40~16:00 会員同士の意見交換会
○ゲストコメンテーターの紹介
曽田 夏記 氏(一般社団法人 Disability Pride代表理事)
三牧 由季 氏(調布市子ども家庭支援センターすこやか)
東田 全央 氏(島根大学 学術研究院人間科学系 准教授)
会員による活動・取組の紹介
16:00~16:30 交流会(自由参加)
グループワークによる意見交換・全体共有
【参加申込】
■申込締切:2026年11月2日(月)11:59
■参加資格:プラットフォーム会員団体のメンバー
DPI日本会議は会員ですが、未加入の個人団体は今からでも加入できます。
◎大注目!
ジュディ・ヒューマンの映画が公開されます
<ワンポイント解説>
私たちの手で翻訳もされたジュディの回想録『Being Heumann』は、アメリカではすでに一部の劇場で上映されましたが、11月13日にApple TVで配信されます。
映画のタイトル: わたしが人間であるために Being Heumann
•日本での配信開始日: 2026年11月13日(金)
•視聴方法: Apple TV
•上映時間: 127分
•字幕: 日本語字幕あり
•監督: シアン・ヘダー(『コーダ あいのうた』の監督)
•主演: ルース・マドリー(ジュディ・ヒューマン役)
▽予告編:Being Heumann — Official Trailer | Apple TV(外部リンク:YouTube)
○注目!
東京でワーカビリティ・アジア会議2026 が開催されます
<ワンポイント解説>
アジア各国の実践や課題を共有し、障害のある人の労働・雇用支援のあり方や「働く権利」について議論する国際団体の会議が東京で開催されます。
■会期:2026年11月24日(火)~26日(木)、 24日は海外参加者限定
■会場:全国社会福祉協議会・灘尾ホール(〒100-8980 東京都千代田区霞が関3-3-2 新霞が関ビル)
■テーマ:「より多くの支援を必要とする障害のある人たちの労働・雇用の発展のために」
■主催: ワーカビリティ・ジャパン(WJ:全国社会就労センター協議会、日本セルプセンター、きょうされん、ゼンコロの4団体で構成)
△よかったらみて
11月3日の米国の連邦上院選で、ジョシュ・トゥレク候補が注目されています
<ワンポイント解説>
アイオワ州民主党の下院議員で、二分脊椎の障害があり車いすバスケ選手としてパラリンピック4大会の出場経験があり、2016年リオデジャネイロ大会と2021年東京大会で金メダルを獲得し、ADAの主要な提案者だったトム・ハーキン氏が30年間務めた議席を受け継ごうとしています。
彼の障害者政策は、医療、雇用、所得保障、住宅など、一般の有権者にも関係する政策課題と結びついています。例えば、米国の公正労働基準法(Fair Labor Standards Act)第14条(c)に基づき、一定の条件のもとで、障害のある労働者に連邦最低賃金を下回る賃金を支払う制度を廃止する立場を示しています。
障害者の雇用を単に促進するだけではなく、障害者も他の労働者と同様に、公正な賃金と労働者としての権利を保障されるべきだという問題提起です。
障害女性
〇注目!
障害女性の運動史・生活史の聞き取り調査について
<ワンポイント解説>
三菱財団の助成によって、只今、随時全国をまわりながら、あるいはオンラインで、障害女性の先輩方にお話をお聞きしています。来年発行のインタビューの取りまとめを楽しみにしていてください。
尊厳生
◎大注目!
4学会ガイドラインをめぐる報道
<ワンポイント解説>
医療4学会(日本集中治療医学会、日本救急医学会、日本循環器学会、日本緩和医療学会)が9月28日に「救急・集中治療における生命維持治療の終了/差し控えに関する4学会合同ガイドライン」を公表したことを受けて、いくつかの新聞が報道記事を出しています。
・東京新聞(2026年10月27日 )「適切運用へ医療者の教育を 4学会、生命維持治療終了の新指針 「患者と共同で決める」 周知も課題」
・中部経済新聞(2026年10月22日)「生命維持治療に新ガイドライン 諦める方へ変わる「構え」 ノンフィクション作家 川口有美子さん 障害者への圧力も懸念」
またDPI日本会議の尊厳生部会の企画として、第15回DPI障害者政策討論集会の2日目、11月29日(日)の14時10分~16時40分に、「社会に漂う『安楽死気分』と、私たちの『生きづらさ』~生命維持治療中止・尊厳死の議論から、共に生きられる時代の空気をつくる~」分科会を開催します。同ガイドラインの行方を含め、患者や障害者を取り囲む社会の圧力・風潮にどう向き合っていくか、意見交換を行います。ぜひ参加ください。
▽11月28日(土)・29日(日)第15回DPI障害者政策討論集会の案内(DPIホームページ)
11月28日(土)・29日(日)第15回DPI障害者政策討論集会「障害者権利条約誕生20年 日本の隅々に障害者権利条約を!」
優生保護法問題
◎大注目!
11月5日(木)まで、文科省が次期学習指導要領等に関するパブリックコメント募集中
<ワンポイント解説>
文部科学省(文科省)が「次期学習指導要領等に向けた審議まとめ」を公表、10月6日からパブリックコメントを募集しています。パブリックコメントの締め切りは11月5日(木)23時59分までです。
「社会・地理歴史・公民」の155ページに優生保護法とハンセン病について記載があります。また包括的性教育に関わる家庭科、保健体育などのまとめには何も記載されていません。ぜひこの機会にご意見を提出ください。
▽次期学習指導要領等に関するパブリックコメント(外部リンク:文部科学省)
○注目!
(オンライン傍聴案内)次回の検証会議11/30(月)午前
<ワンポイント解説>
国会が日弁連法務研究財団に委託して実施している「旧優生保護法問題検証会議」の第7回が11月30日(月)10:00⁻12:00に開催されます。どなたでも申し込みなし、オンラインで傍聴できます。手話通訳、字幕(UDトーク)が付きます。また議事録も後日掲載される見込みです。当日、時間になりましたら、以下のサイトに掲載されているURLリンクから傍聴してください。
△よかったらみて
日弁連 人権擁護大会の充実の資料が公開されています
<ワンポイント解説>
10月8日、9日に宮城で行われた日本弁護士連合会(日弁連)の第68回人権擁護大会第1分科会「旧優生保護法は何を残したか~声なき痛みを見過ごさない社会を目指して~」の資料が日弁連のウェブサイトで公開されています。
優生保護法の被害にあった人々の証言の他、障害のある人の子どもをもつこと、子育てについてのインタビューなどが読めます。
▽旧優生保護法は何を残したか~声なき痛みを見過ごさない社会を目指して~(外部リンク:日本弁護士連合会)
▽大会プログラムの全体はこちら(日弁連:2026年 第68回人権擁護大会・シンポジウム(10月8日、9日・宮城)(外部リンク:日本弁護士連合会)
以上
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