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【超注目!】第4回駅無人化意見交換会が開かれました!(駅の無人化に伴う安全・円滑な駅利用に関する障害当事者団体・鉄道事業者・国土交通省の意見交換会)

2021年05月18日 バリアフリー

無人駅

昨秋から始まった駅無人化の意見交換会が5月14日(金)に開かれましたので、概要をご報告します。

この意見交換会はJR6社と大手民鉄16社、障害者4団体が出席し、障害者の鉄道利用の利便性の改善を目指して議論しており、最終的にはガイドラインを作成します。全7回が予定されており、今回は4回目でした。

▽資料等(国交省HP)

現状取りまとめ案について

次回以降に中間まとめを出す予定ですので、取りまとめ案の構成について事務局から以下の提案がありました。

1. 障害当事者の方々への適切な案内・情報提供の実施

① 視覚障害者の方々に対する駅務機器等への適切な誘導に必要性
② 聴覚障害者の方々に対する文字情報の提供の必要性
③ 障害者の方々の問い合わせを受ける窓口等の整備

2. 介助の申込み等にかかる事前連絡に関する認識の共有

3. 乗務員による携帯スロープを活用した介助の実施

2の事前連絡については、前回までに障害者団体から事前連絡がないと使えない、駅無人を理由に利用できないという実態があるという指摘をし、事業者からは、事前連絡がなくても介助等の対応を行う、無人駅であることのみをもって、駅の利用を断るような運用は行っていないという説明がありました。会社の方針と駅の現場では対応に違いが生じており、社内ルールの周知徹底が盛り込まれる見通しです。

3の乗務員による携帯スロープを活用した介助は、①ホームから駅出入口間の段差が解消されている駅、②短編成でかつ比較的ダイヤ設定に余裕のある路線、区間、③乗務員室の施錠又は乗務員室直近の扉において介助を実施、④転動(電車が動いてしまう)が発生しないような措置を確実に実施、という4つの要件が満たされる路線等において試行的に実施することを含め鉄道事業者において検討を進めている、と盛り込まれる見込みです。

今後のスケジュール

今後のスケジュールは以下の通りです。おそらく、今年の秋にはガイドラインの取りまとめが行われます。

今回は上のような内容で、新たなものは出ておりません。次回は中間まとめ案が示されることと、ガイドラインの骨子について議論もありますので、重要な会議になると思われます。今後もご注目ください。

報告:佐藤 聡(事務局長)


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