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国際ニュース
ミャンマー・サイクロン報告 ネイ・リン・ソウ(第7期ダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成事業研修生)
はじめに
私は現在、エデン障害児センター(ECDC)が行っている、Hlaing-thar-yar地域のCBR(地域に根ざしたリハビリテーション)3ヶ年事業のプロジェクトマネージャーとして働いています。また、2004年からはヤンゴンにある当事者団体(RPDG)の事務局も務めており、休日を使って障害をもつ仲間の活動を支援しています。ミャンマー身体障害者協会でも役員をしています。
サイクロン被災障害者・家族への支援
サイクロン「ナルギス」が襲いかかった後、ヤンゴン地域で被災した障害者・家族に対して以下のような支援活動をしています。
- 5月第1週から第3週
- 地域に住む障害者・家族を訪問し、損害や困っていることについてデータ収集を行いました(少なくとも170世帯は訪問しました)。
家庭訪問の中で、カウンセリングも実施しました。エデンセンターの支援を受けて、65世帯に対して、家々を直接訪ねながら米や麺の入ったパックを提供しました。
- 5月第4週から6月第1週
- 難民を助ける会から支援を受けて、障害者・家族に対して、必要な緊急食料などを提供しました。
- 6月第1週以降、現在まで
- NHFという団体から支援を受けて、Hlaing-thar-yar地域の障害者・家族に再び緊急食料を配布しました。現時点では、165の障害者世帯に対して緊急食料を配布しています。
- 7月第1週から第3週
- 現場調査を行い、Moe-gyoe基金の支援を受けて、サイクロンで全壊した障害者の住む家屋10軒を立て直しました。
ミャンマー被災障害者の現状
障害者・家族は、多くの不利益を被っています。サイクロン「ナルギス」が襲ってくる前から存在している、社会の無知や機会の欠如、社会資源が利用できないことなどのために困難に直面しています。災害が彼らの上に降りかかることで、さらに多くのバリアや課題がのしかかってきます。サイクロンの後、多くの家族が家を失い、食料、きれいな水、避難所が不足していることによる困難に直面しています。障害者・家族はそうした被災者の中でも最も被害を受けている人たちです。ヤンゴン地域だけでも、少なくとも250名の障害者(私のいる当事者団体が調査した550名中)が、極端にひどい状況に置かれています。愛する人たちを失い、家を失い、移動手段(車いす・杖)を失い、店舗を失っているのです。Aye-yar-waddy 地域にも多くの障害者がサイクロン以後集まっており、彼らのリハビリテーションのための補助具が必要になっています。NGOが行うたいていの緊急援助は、障害者に関するデータがないことや、交通機関のアクセスが悪いこと、遠距離を移動しないといけないことなどから、障害者のところには行き届きません。
食料や復興のための資材が、特に被害の甚大だった地域の障害者に必要とされています。また、障害者が運営してきた小規模な店舗・事業の復旧も必要です。
現在、以下の国際NGOが障害者の援助・普及に携わっています。
- 難民を助ける会
- TLMI(救らいミッション)
- ワールドビジョン・ミャンマー
私のいる当事者組織での計画
助成団体と一緒になって、以下の活動を継続していく計画を立てています。
- ヤンゴン地域における障害者の家屋や店の再建
- 職に就く機会を作ることを目的とした、小規模ビジネスへの資本提供
- 移動のための補助具の支援
- カウンセリングと士気の向上
(訳:DPI日本会議事務局 宮本泰輔)

ヤンゴン地域の障害者の様子
右側手前(車椅子の男性)がソウさん

家屋修復の様子