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おわりに

 1992年11月に来札した故ヘンリー・エンズ氏との出会いがなければ、DPI札幌大会の開催もDPI北海道の設立も、多分なかったと思う。北海道からは、その翌々年である1994年5月にカナダのウイニペグにエンズ氏とDPI世界本部を訪問している。

 その時にエンズ氏は、DPIについて、世界大会について、そして自身の障害者運動についての理念と活動を話してくれた。エンズ氏は、言った。「その運動がよりエンパワーメントをしていくために必要なのはニューリーダーの出現である。新しい人材を育成していくことである。」

 「いつかDPI世界会議を札幌で開催してみないか?」との言葉でDPI札幌大会は、開催した。今、DPI札幌大会は、終了しDPI北海道が、その1年後に産声をあげた。今、DPI北海道では、このエンズ氏の助言を実行しようと思っている。それは、北海道の若い障害当事者が、女性の障害当事者が、このDPI北海道の主力となってもらいたいと思っているのである。そして、札幌だけではなく、札幌以外の障害当事者のエンパワーメントにDPI北海道が寄与していきたいとも思っている。

 DPIの運動は、障害種別を超え、国境を越え、様々な違いを超えて着実に進められている。でも、私たちの運動は、もしかして到達点のない、エンドレスアクションなのかもしれない。DPI札幌大会は、ゴールではなく、新たなスタートであることを私たちは、今、あらためて確認している。

 以下、具体的な活動状況は別表のとおり報告する。

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