障害者欠格条項をなくす会 スタート企画


  耳がきこえにくい高校生から、「わたしは医者になりたい。法律でなれないと決まっているって、ほんとうですか!?」と相談がありました。

 日本の「医師法」は、みる・きく・はなすことに障害のある人には絶対に免許を与えないとしています。薬剤師や看護婦やレントゲン技師にもなれません。

 公営住宅の単身者用に、重度の障害をもつ人は申しこめません。市民会館や図書館など公共施設に、精神障害者の入館をことわる条例をもつ市町村があります。安全運転できたとしても、障害によっては自動車やバイクの運転免許をとれません。障害者に受験もさせない学校があります。

 これは、障害者というだけで資格からしめだしたり、免許をとりあげたりする「欠格条項」が、300本近くの法制度に組みこまれているためです。政府は、一部の「欠格条項」を含む法律について、来年2000年に「法改正」を検討中です。長い年月、障害者を拒否してきた壁をなくし、当事者本位で必要な支援を進めるのか。それとも、法律用語の手直しにとどまるのか。ひとりひとりの声がそれを決めていく時です。

 こどもや若者が、あきらめではなく希望にむかっていけるように。

 年をとっても、人間としての尊厳をもって暮らすために。

 「欠格条項」を残してはもう先へ進めません。

 障害のちがいや、立場をこえて広く知恵と力を集めようと、会を準備してきました。

 五月八日、会のスタートとして、記念のシンポジウムもおこないます。

 ぜひご参加ください!

  5月8日(土) 午後1時開場 1時半〜4時半
  場所   戸山サンライズ(新宿区戸山1-22-1)
  参加費 1000円(資料パンフレット進呈)
  手話通訳・要約筆記・点字/フロッピーあり
  プログラム  1時半〜2時半 会の目的や活動内容などの提案と意見交換
           2時半〜4時半 記念シンポジウム

     シンポジスト
      大澤たみ(知的障害者・ピープルファーストはなしあおう会)
      山口弘美 (精神障害者・全国精神障害者団体連合会)
      矢野耕二(聴覚障害者・東京都聴覚障害者連盟)
      里見和夫(弁護士)

     コーディネーター 上田征三(福山平成大学)



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 参加申込書   ☆申込書お送り先 FAX 03−5337−4561(事務局)

ご氏名          ご所属           参加者数   

連絡先  ご住所 〒                        
     TEL               FAX               

 あなたが企画当日に必要とされるサポートがあれば,お知らせください.
 ・要約筆記 ・手話 ・点字 ・フロッピー ・その他(      )
 ※視覚障害でテキストデータを必要とされる方には,フロッピーで,
  当日配付資料をご提供します.詳しくは,ご相談ください.
 
  主催者への 伝言やメッセージをお書きください.

  ミニパンフ『もし?』請求 ・はい ・いいえ (マルで囲んでください.)
 ※ご請求があれば,郵送します.上の送り先住所を必ず,ご記入ください.
  ミニパンフは,企画当日にも資料として進呈します.

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(仮称) 障害者欠格条項をなくす会 (準備会)事務局

DPI(障害者インターナショナル)障害者権利擁護センター
 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場4-28-6光楓マンション101
 TEL 03−5386−6540  FAX 03−5337−4561

☆関西連絡先:障害者の自立と完全参加をめざす大阪連絡会議
 〒546-0072 大阪市天王寺区生玉前町5-33
          大阪府障害者社会参加促進センター内
 TEL/FAX 06−6779−8109



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