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活動内容
国際活動・支援の推進および発展に向けて
日本の国際協力で最近とみにアフリカ支援が言われている。DPI日本会議の海外支援活動においては、従来はアジア太平洋一辺倒であったが、アフリカ障害者の地位向上研修プログラムの実施から始まり、昨年度のTICADへの参加を経て、アフリカの支援が徐々に強化されつつある。アフリカの障害者支援に当たる日本のNGOはほとんどない。JICAのアフリカ障害者支援も、現状ではDPI日本会議に委託される事業のみであり、アフリカ障害者支援団体として、DPI日本会議がますます脚光を浴びるようになってきた。しかしながらアフリカの障害者に関する情報は限られ、かつアジアにおける経験だけでは十分に対応できないような多くの問題を抱えている。そのため、アフリカ関連のNGOをはじめ、グローバルな問題に対処するNGOが結集する「貧困のない世界の実現をめざすネットワーク日本(GCAP Japan)」に参加し、彼らと連携し、アフリカ支援活動を強化していく。
昨年度から中南米で初めて手掛けた事業として開始された「ブラジル・ろう者組織の強化を通した非識字層の障害者へのHIV/AIDS教育」は、ブラジル国内はもとより国際レベルでも思わぬ注目を集めている。しかし、それに対応していくには予想外のマンパワーも必要となるため、状況を分析しつつ、当面のブラジル国内での活動を怠らないように努めていきたい。またブラジルへの訪問、ブラジルからのプロジェクト従事者の日本研修を通して、プロジェクトに対する日本国内での認知拡大に努めたい。
中西正司常任委員を財務担当役員として送っているDPI世界評議会においては、活動資金の減少から、世界評議会を開催する代わりに、月に一度の世界役員レベルの電話会議を開いて議事をすすめている。新人の役員が多い中にあって、今までの経験を伝え、議事に引き続き貢献していく。また権利条約設立の過程でもDPIは主導権を発揮してきたが、同様に実施を推進する段階において、さらなるイニシャティブを発揮できるように、諮問等を行っていく。アジア太平洋では、中西正司常任委員をブロック評議会議長として、タイにある事務局が活発に活動を続けている。ベトナム自立生活事業の実施を通して活動支援を行うとともに、サオワラック事務局長、サワン事務局次長をはじめとする若い事務局員たちがさらにエンパワーされるように、資金等の支援を継続する。また、今年度はDPIアジア太平洋ブロック北東アジア小ブロック会議の開催年であり、モンゴルのウランバートルで開催される予定である。事務局団体である韓国DPIと協力し、4カ国の交流を内実のある形にしていく。
国際団体としてのDPI日本会議の国内の地位も高まっている。上記の事業に加えて、DPIメンバーはもちろんのこと、障害学の研究者、政府高官などの海外からの来訪も増えて、事務局は多忙を極めている。そのため、事務局のみでなく、DPI日本会議全体ができるだけ関われるようにしていきたい。AJU自立の家によるアジア障害者プロジェクトをはじめ、加盟団体や関連団体による国際協力活動を普及させることで、海外への支援活動の層も厚くなり、質も高まるはずである。DPI日本会議の多くのメンバーが、国際開発に何らかの形で貢献していくようにはかっていく。