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 障害者全国集会―2006(バングラディッシュ) 

元の記事(英文): http://v1.dpi.org/lang-en/resources/details.php?page=551



 2006年3月29日、バングラデシュの首都ダッカで「障害者全国集会」が10万人以上の障害者を集めて開かれた。以下は、同集会で採択された「声明」である。


声  明

親愛なる国民のみなさん
 私たちバングラデシュの障害者は、無関心にさらされ差別を受けています。そうした差別は、政治家や政策立案者、開発パートナー、種々の専門家、そして一般の人たちが、障害者や当事者組織の役割や必要性について明確に理解をしていないことに原因があります。結果として、私たち障害者のために採択されたはずの国家的、国際的政策や計画を適切に履行し、具体的な目標設定のための適切な指針を策定するようなイニシアティブが発揮されません。

 バングラデシュ政府は、アジア太平洋地域の障害者の権利や完全参加、機会均等を保障するための2度にわたる国連ESCAPの「十年」を支持し調印したにも関わらず、障害者の発展を妨げる障壁を取り除けずにいます。この状況の主たる理由は、障害者団体の同意をとることなしに関連計画を策定、実施したことにあります。

 障害者の発展に向けて政府は、障害者に関する国家政策、同政策に対応する行動計画、障害者関連法、貸付プログラム、障害者手当、そしてバングラデシュ公務員(文官職)における1%の障害者雇用割当に関する布告といった多大な努力を払っています。しかし、このような注目に値する努力があったにもかかわらず、成功や利益はもたらされませんでした。開発や政策策定段階に障害者の自助組織や代表者の参加を保障しなかったことだけがその理由です。

親愛なる国民のみなさん
 私たちバングラデシュの障害者は、上記のような状況のもと首都ダッカ、この歴史的なパルトン広場に集まりました。私たちは、国家の発展なくては私たちの発展はなく、私たちの発展なくては国家の発展はないものと信じています。私たちは国家の社会的、経済的発展に寄与することを熱望しており、政府と協力していきたいと思っております。それゆえに、望ましい発展に向けていかなる無関心も差別もなく障害者の懸念を受け入れるために、政府や国民が障害や障害者、障害者の自助組織の役割や必要性を明確に理解することが急務です。

 この状況を考えると、国家的・国際的な政策やプログラムを具体的に実施させるためには、障害者が自助組織を持つ以外の選択肢はありえません。本集会に結集した私たちは、以下のように宣言いたします。

  1. バングラデシュ政府は、障害者に関するすべての義務と、国家レベル、地域レベル、国際レベルならびに国連において署名した政策枠組、そして採択した法令、政策、行動計画、命令を完全実施すべきである。
  2. バングラデシュの貧困緩和や国家開発のプロセス全体において、パートナーとして障害者の自助組織を組み入れ、その代表の参加を義務として確保するための施策を講じるべきである。
  3. 代表者の10%を障害者が占めるために、国会において少なくとも15議席を組み入れるほか、すべてのレベルの地方行政システムにおいて議席を障害者に割り当てるべきである。
  4. 政府は障害者の自助組織の強化と女性障害者の関与を強めながら自助組織の数を増やしていくために予算を割り当てるとともに、経済的、技術的な協力を行うべきである。
  5. 障害に関する調整省を設立し、障害者組織の代表との合意に基づいて、この省に(専門性を有した)大臣を任命すべきである。
  6. 国内のすべての政党は、あらゆる分野の委員会に障害に関するポジションをつくるべきである。そして、各政党の選挙マニフェストに、その実施を公約した具体的なプログラムを盛り込むべきである。
  7. バングラデシュ政府は、障害者の基本的な権利、参加と尊厳に関する国連で提案されている条約を最大限支援し、策定過程において障害者の自助組織の代表による意見表明のための機会を保障すべきである。
  8. 障害者の自助組織の全国レベルの同盟組織である全国障害者組織同盟(NADPO)は、障害者の権利を確立し、尊厳を高めるために、政府と連携し、諮問を行うべきである。


親愛なる国民のみなさん
 私たちは、この集会で採択された宣言が履行されることで、障害者の権利が確立され尊厳が守られるであろうと強く願っています。


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最終更新日 2006.4.18