DPI日本会議ロゴ

特定非営利活動法人
DPI日本会議

ホーム
上へ
サイトマップ
DPIとは
活動内容
障害者を取り巻く問題
権利擁護センター
書籍案内
リンク・情報コーナー
機関誌「DPI」
メールマガジン登録
各種募集
DPIカード
第6回DPI世界会議


★おすすめの本★
第6回DPI世界会議札幌大会報告集 世界の障害者―われら自身の声

トップページ障害者を取り巻く問題まちづくり・交通アクセス今福袋HP版 交通アクセス情報+当事者のつぶやき

 

行って来ました
■■ 
愛・地球博特集 ■■

2005.3.26 電動車いす使用者とハンドル式電動車いす使用者に呼びかけます
         「愛・地球博」では、下記の理由で、乗車拒否される可能性があります。

2005.4.4 「愛・地球博」では、乗り物自体が楽しみのひとつであるとして、
        最新の乗り物が会場に走っている。

      要望の結果、「愛・地球博」への主要なアクセスを担う愛知環状鉄道
         のホームページに、「車イスご利用のご案内」が追加されました。

2005.3.26
電動車いす使用者とハンドル式電動車いす使用者に呼びかけます

 「愛・地球博」では、下記の理由で、乗車拒否される可能性があります。

今福 義明

 昨日3月25日(金)から、「愛・地球博」〔http://www.expo2005.or.jp/〕が開幕しました。
 9月25日までの会期中に、電動車いす使用者の人も行かれることがあるでしょう。
この博覧会の交通バリアフリーの特徴は、これまでにない交通バリアフリーの度合 いの質の高さにあることです。
 会場までのアクセスや会場内の乗り物にいたるまで、多くの点で、交通バリアフリー法に準拠しています。
 しかし、開幕直前になって、「万博八草駅⇔瀬戸会場」「万博会場⇔瀬戸会場」間のシャトルバス(全便交通バリアフリー法推奨の標準仕様のノンステップバス)と会場内の次世代乗り物IMTS(全便ノンステップバスで、1バス停を除く、プラットホーム方式で、スロープが必要ないかもの単独自力乗降可能レベルの予想)の誰もが乗りたい・乗らないと不便な乗り物に対して、「愛・地球博」のホームページでは、

「a.. 電動車いすでのご利用ができます。
 b.. ただし、車いすのうち車両への固定ができないものについては安全上の問題から乗車をお断りする場合があります。
a.. ※ 同行される方に介助をお願いする場合がありますのでご了承ください。
b.. ※ 車いすの形状のよっては乗車いただけない乗り物もございますので、ご了承ください。」

と表記しています。

 この意味は、ノンステップバスの標準仕様に求められている「前向き3点ベルト式固定」に装着できない電動車いすやハンドル式電動車いすは、乗車拒否される可能性を表明していることです。
 これは、可能性だけで、危惧するだけで終わればいいですが、遠方から何も知らされないで、途中経路は、繰り返しになりますが、主要導線は、極めてバリアフリーです、来場する多くの電動車いす使用者やハンドル式電動車いす使用者が、突然、万博八草駅バスターミナルで、同シャトルバスで、瀬戸会場へ先に行こうとすれば、乗車拒否に遭う可能性・これは、楽しいであろうはずの「愛・地球博」が、とても不快で、憤りのあるものに、恥ずかしい目に、遭うことを意味しています。

 また、次世代の乗り物として会場内で脚光を浴びているIMTSでも同じことが起こりえます。バスターミナルで、係員に、問いただされて、電動車いすまたはハンドル式電動車いすだと、混雑する一般乗客の前で、実際に、同固定方法を試しにでも装着努力されることなしに、乗車拒否される可能性があるのです。

 国内にすでに、ノンステップバスだけで、7千台が運行され、実際問題として、現場では、「前向き3点ベルト式固定」が装着できないという理由で、電動車いす使用者やハンドル式電動車いす使用者を乗車拒否するようなバス事業者が無い中で、他の方法で、固定することをバス事業者や運転手が、努力している中で、「前向き3点ベルト式固定」で固定できないという理由で、乗車拒否する姿勢を固めている様です。

 会場間シャトルバスを利用できなくても、会場間ゴンドラ(全便車いす対応)下記あり、アクセスできる可能性は、あります。
 しかし、電動車いすとハンドル式電動車いすについての「愛・地球博」側の係員の接遇認識が上記シャトルバスやIMTSと同じようであったら、悲惨な目に遭う可能性もあります。

 電動車いす使用者やハンドル式電動車いす使用者は、単純に気楽に楽しむにはまだまだ「心のバリア」に打ち勝つパワーが必要なのかもしれません。

 つい最近まで、ハンドル式電動車いす使用者の鉄道利用を頑なに阻んできたJR東海が支配する風土土壌です。実際のバリアフリー設備とは裏腹に、「心のバリア」は、相当に厚く、JR東海に並ぶ姿勢の鉄道事業者やバス事業者が多いところです。

 くれぐれも「心のバリア」に負けないように、パワーを付けて、「愛・地球博」へ行かれることを期待します。

 

2005.4.4
「愛・地球博」では、乗り物自体が楽しみのひとつであるとして、
最新の乗り物が会場に走っている。


3月25日(金)から、「愛・地球博」が開幕した。「愛・地球博」では、乗り物自体が楽しみのひとつであるとして、最新の乗り物が会場に走っている。それらは、すべて交通バリアフリー法の移動円滑化基準に適合またはそれ以上にするよう努力すると表明していた。

 しかし、実際には、開幕間際になって、会場間の乗り物の「燃料電池ハイブリッドバス」(全便標準仕様ノンステップバス)とIMTS(次世代の乗り物として一部無人運転走行システム・全便ノンステップバス仕様)の二つが、「平成15年3月国土交通省自動車交通局から出された平成14年度次世代普及型ノンステップバスの標準仕様策定報告書」に設置するのに望ましい方法として、例示されたに過ぎない「前向き3点ベルト式固定」に適合しない電動車いす等を乗車拒否する方針を示した。

 万博八草駅のバスターミナルから、瀬戸会場と長久手会場へのシャトルバスは、名古屋市交通局の全便(見たのは、9台・何台のCNGノンステップバスが今回のシャトルバスとして、導入されたのであろう?)CNGノンステップバスでした。
引き出し式スロープと携帯スロープの併置。
だから、難なく乗車。「固定しなくていいよ・・・」「電動車いすだから大丈夫ね・・・」で、すんなりOKで、万博八草駅から瀬戸会場へ。

 問題は、「燃料電池ハイブリッドバス」。瀬戸会場バスターミナルで。
係員「重さは?」私「180kg(関係あるの?)」係員「次のに乗ってください。」
空いている同バスがほどなくして発車。私「なんで、車いすだからと言って必要もないのに待たすのか?」係員「固定等に時間が掛かりますから・・・」
ほどなくして、次の同バスがバス停に。
 別の係員が、上記係員に、「電動車いすは、これに乗ってもらうから・・・」
私「本人を目の前にして、その言い方はないだろう。ため口じゃないか・・・。電動車いすのお客さんにこのバスに乗っていただく、だろう」係員「(慇懃に、)すいません。」
一般座席下収納の携帯スロープ(デクパック)で、乗車。固定は、「前向き3点ベルト式固定」。5分ぐらい。シートベルトは、私胴体まで届かず、電動車いすの背もたれのみシートベルト。
 同行の介護者によると、同バスの運転手は、一般乗客に、「本当は、電動車いすは、乗れないんだよな・・・困るよな・・・」と言っていたそうで、大変不快だったそうだ。
走行中は、「燃料電池ハイブリッドバス」は、モーター音のみでとても静か。車内テレビで、漫画で、「燃料電池ハイブリッドバス」の特性を説明していました。
降車時は、1分もせずに、固定を解除。携帯スロープで難なく降車。

 IMTSは、IMTS北ゲート駅→IMTS西ゲート駅、IMTS西ゲート駅→IMTSメッセ前駅、IMTS北ゲート駅→IMTSEXPOドーム駅、IMTS西ゲート駅→IMTS北ゲート駅の4回乗車しましたが、一度も固定されなかった。
車いすスペース座席の羽上げは、係員は、申し出ないと気づかないのか、羽上げを申し出て初めてされた。
 電動車いすなら、単独自力乗降できた。しかし、ホームと車両との段差が少しあった。IMTSオリジナルの幅90cmは、あるであろう持ち手つきの携帯スロープでした。
IMTS西ゲート駅からIMTSメッセ前駅間は、有人走行で、IMTSメッセ前駅では、初めから運転手による正着を諦めた設定で、一般乗客用として、長さ調節できるブリッジ・ホーム渡り板が出された。その上に、車いす使用乗客用として、上記のIMTSオリジナルホーム渡り板が出された。
 モリゾーぬいぐるみが、運転席に置かれ、かわいく運転していました。
 IMTSは、全駅ホームドアでした。
 IMTSの車内に一般乗客用の持ち手用ポールが2本立てられていて、これが、二台分ある車いすスペース座席への電動車いす使用者の出入り導線と適合していなくて、とても不便でした。

 圧巻、お勧めは、モリゾーゴンドラ(瀬戸会場⇔長久手会場間)とキッコロゴンドラ(長久手会場内)のゴンドラ。全ゴンドラが、電動車いす乗車可能。広い・楽・乗り心地抜群・滑走時の迫力すべて抜群。超お気に入りになりました。
ホームと車両との段差と隙間がなく、ホーム渡り板なしでの単独自力乗降が可能。

 グローバル・トラムは、電動車いすより速度は遅く、とろとろとグローバル・ループを半周。
最後部車両に、最後部後ろ扉が開き、折りたたみスロープで乗降。固定されませんでした。
 グローバル・トラムの前を係員が、人を掻き分け誘導するぐらいの早さですから、固定は、不必要と言えば不必要。


 交通バリアフリー法成立以降、設備が十分整っている中で、運行管理者や運行関係者の偏見で、乗車拒否する現象が目だって来ました。その際たる現象のひとつに、すべての車いすに適合しない固定装置を導入しておいて、それに固定できないから、安全性が保障できないから、乗車拒否するというものです。
 そして、それがまた、乗せることが前提の徹底的に固定の努力(技能・研修・修得)をした上で、固定できない、とか、道路上高速で運転しなければならない、とかなら理解できるが、乗せないことが前提で、固定の努力(技能・研修・修得もしないで)をまったくしないで、頭から乗車拒否するという極端な偏見・差別意識に満ちた対応もまかり通っている。

 それはなぜなのか? この問題は、車いす使用者が、「愛・地球博」へ行く楽しみの一つである。

 

2005.4.4-2
要望の結果、「愛・地球博」への主要なアクセスを担う愛知環状鉄道
http://www.aikanrailway.co.jp/〕のホームページに、下記欄が追加されました。
・車イスご利用のご案内(内容更新)


ホーム渡り板は、「イーストアイ」〔http://www.easti.co.jp/〕でした。

JR東海も遅ればせながら、なぜか、同種の「ホーム渡り板」を名古屋駅・刈谷駅・岡崎駅に配備していました。刈谷駅の駅員によると「ハンドル式電動車いすの鉄道利用を認める様になったから・・・」と言っていました。

JR東海の他の駅でも上記と同種の「ホーム渡り板」が導入されているか、中部圏地域に住む車いす使用者の情報を待ちたいです。

JR東海が、もし、全駅に上記同種の「ホーム渡り板」を導入したら、その車いす使用乗客の快適性・利便性は、格段に上がります。
名古屋駅は、全(ホーム〜改札・地下コンコース)間に、エレベーターが設置されました。(新幹線も含む)新幹線の同エレベーターが設置されたことによる利便性は、他のどの新幹線駅よりもいいのではないかと思うほどです。「車いすスペース」のある11号車と移動導線が短く、エレベーター降りたら、エレベーター前に多目的トイレがあり、2、3mで改札です。
 こんな便利な駅は、JR東日本やJR西日本の新幹線駅ではないでしょう。
 名古屋駅の在来線ホームにしても、低床車両が来れば、電動車いす使用者の多くが単独自力乗降できるほどに、ホームと車両との段差と隙間がありません。東京駅や大阪駅・関東圏では考えられない精度です。
 新幹線名古屋駅から在来線名古屋駅の乗り換え導線も最短で、エキスポシャトルは、エレベーター上がってすぐに車いすスペース座席のある至近扉(ある場合は)に位置していますし、万博八草駅もエレベーターへの導線は、最短です。
 乗車時間の38分も快適です。

前のページへは、ブラウザの「戻る」でお戻りください。

最終更新日2005.3.9