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ずぶぬれになっても、真っ暗になっても、訴え続けるしかないわけで・・・
SSKS
月刊われら自身の声 2004年11月号より
DPI日本会議 議長 三澤 了
台風がせまっていた。強い雨が地面をたたきつけていた。10月20日に開催された「全国大行動」はそうした悪天候をものともせず、全国から2000人を超える参加者を集めて多様な行動が精力的に行われた。
集会会場となった東京港区の芝公園には午前10時過ぎには100人近くの事務局メンバーとスタッフが集まり、雨に打たれながら1日の行動確認とそれぞれの役割に沿った準備作業を開始していた。集会開始時間の午後12時には1000人近くの障害者とその支援者がそれぞれに雨具にしっかり身を包んで集まっていた。当日の行動は行動実行委員長の横山晃久氏の開会挨拶によって幕を切って落とされた。横山氏は嵐の中全国から集まった参加者の労をねぎらった後、「いま日本の障害者は変革の嵐の中に置かれている。嵐の強さに負けずに自分たちに必要な地域で暮らす条件を確立していこう」と檄を飛ばした。これに引き続きDPI日本会議事務局長の尾上浩二から、支援費制度と介護保険の統合を巡る行政側の動きと10月12日付で厚労省障害部局から出された「今後の障害者福祉施策案(グランドデザイン)」の問題点に関する簡単な解説がなされた。「介護保険の統合に関しては、厚労省としては当初は6月末までに一定の結論を出す予定にしていたが、われわれ当事者をはじめとする多くの反対の声で現在まで明確な方針を打ち出せずにいる。グランドデザインについては、障害の別なく共通のサービスが利用できるようにするという立て前はよいが、そのサービスを利用できるのはあくまで現在の障害者サービスの利用できる人に限られ、難病やてんかんなどの現在障害者サービスから抜け落ちてしまっている人々は相変わらずサービスの対象外とされてしまうという問題がある。」と指摘し、厚労省が真剣にわれわれと話し合いに臨むようプレッシャーを掛けていこうと全体に呼びかけた。
今回の行動は、介護保険統合を阻止することならびに、障害者のホームヘルプ財源の一般財源化に反対の声を、政府や国会に届けることを第1の目的として企画された。従って行動も国会、政党に向けてアピールするもの、政府・厚労省にむけて当事者の声をぶつけるものという具合に、複数の取り組みを行うという多様で忙しい行動となった。芝公園内での集会・デモに始まって、衆参両議院の厚生労働委員会の各党の国会議員の方々への要請行動、この問題に関する各政党の担当議員を招いてのシンポジウム、厚労省前でのアピールと、代表団による障害保健福祉部への緊急申し入れ活動という4つの行動が同時並行的に行われた。政党に対するアピールの一つとして組まれたシンポジウムは、新霞ヶ関ビルの灘尾ホールに350人の参加者を集めて開会されたが、ここには自民党、民主党、公明党、共産党、社民党の全ての党から障害者問題の担当議員が出席してくださり、障害者施策と介護保険の関係についてそれぞれの党と議員個人の考え方を明らかにするとともに、全国から集まった全身性障害やALSの障害者等の生活に根付いた訴えに真剣に耳を傾けていた。2000人を超える参加者は、厚労省前に1000人、シンポジウムに350人、国会の議員会館回りに150人、議員会館前のアピールに500人という配置で、それぞれに強い雨に打たれながら最後までアピール行動を続けた。台風が近づき雨足が激しくなる中、日比谷公園での納めの集会でそれぞれの行動の報告を受けた後、今後も粘り強く運動していくことを誓い合って、1日の行動を終了した。
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最終更新日2004.11.10
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