2003年7月3日

衆議院法務委員 各位

特定非営利活動法人 DPI(障害者インターナショナル)日本会議
議長 山田 昭義
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台3-2-11 総評会館内
TEL: 03-5256-5365
FAX: 03-5256-0414

 

「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に
関する法律案(心神喪失者等医療観察法案)」強行採決中止を求める声明

 

DPI日本会議は、衆議院法務委員会に対し、
この法案の強行採決を即時に中止し、
精神障害者の人権確立と社会参加の視点から
法案全体を見直すことを求めます。


 私たちは、障害種別を越えて障害者の人権を障害当事者の立場から擁護していく団体として、標記の法案を強行採決しようとしている現在の衆議院法務委員会のあり方に強く抗議し、強行採決の即時中止を求めます。
 この法案は、精神障害者に対して根強く残っている差別と偏見を悪用した、精神障害者の社会からの隔離をねらいにしたものであり、一部の心ない病院経営者を儲けさせるための法律に他なりません。この法案が実施されると、精神障害者は社会からの隔離に常におびえる生活を余儀なくされ、結果として全ての精神障害者の社会参加や人権が著しく阻害されます。まさに今、精神障害者施策として必要かつ議論されるべき、社会参加、権利擁護といった理念の対局に位置するものであります。
法案提出当初より、精神障害当事者のみならず、医療関係者・司法関係者などからもこの法案のもたらす効果について疑義が呈されてきました。
しかしながら、法案提出者である政府並びに与党はそうした社会の指摘に耳を傾けることなく、衆議院・参議院ともに強行採決を繰り返し、法案修正を経て衆議院に差し戻された今となっても、みたび「審議は尽くした」とばかりに強行採決を試みようとしています。私たちはこうした姿勢を厳しく指弾し、強行採決の即時中止と法案全体の抜本的な見直しを求めます。

心神喪失等医療観察法案の参議院法制委員会における強行採決に対する抗議声明(2003.6.4)

 

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最終更新日2003.7.3