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特定非営利活動法人 |
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■ 総括 2001年度の活動の多くの部分が、世界会議の準備と支援費制度導入に対するものに費やされた。また、国際協力活動や障害者の権利確立に向けた活動というDPI日本会議の主要な活動に関しても活発な動きが見られた年であった。組織的には特定非営利活動法人(NPO法人)への衣替えの作業が2002年3月に完了し、正式にNPO法人としてのあゆみを始めることとなった。財政的に厳しい状態にあることは否めないが、加盟団体の分担金と各方面からの寄付により、事務所運営はなんとか滞らずに行われている。ただし、2003年以降のDPI日本会議の活動を効果的に続けていくためには、財政の安定化を図ることを最優先課題として取り組まなければならない。
■ 世界会議準備活動
世界会議準備は日本会議と札幌組織委員会の双方でその時々に必要な作業を行い、世界会議の受け入れ体制整備と内容の検討を行ってきた。日本会議全体としては、世界会議の受け入れ体制に関する検討を役員会ならびに常任委員会おいて行い、基本的な方針を固めてきた。それに基づき、日本会議事務局は国の省庁に対する働きかけ、アジア・太平洋障害者の10年最終年フォーラムの取り組みへの参加、ならびに労働組合を始めとする関係組織に対する資金援助要請などの活動を行ってきた。DPI世界の役員会との調整も主要な仕事であり、2001年10月に世界議長のジョシュア・マリンガ氏を招き、東京・札幌の2カ所でプレ集会を行った。また、役員会のもとに作られた国際委員会の電話会議で、世界会議の中身を固めている。札幌組織委員会事務局の活動の柱は、世界会議会場の使用プラン作成、ホテルの確保とバリアフリー化に向けた調整、参加者の移動プランの作成と移動体制整備に向けた活動、大会ボランティアの確保と養成等々受け入れに関する具体的な準備活動が主であり、これらの準備を進めるために関係行政機関や業者ならびに市民団体、労働組合などとの協議を重ねてきた。また、DPI世界会議を市民に知ってもらうための活動や資金づくりも組織委員会事務局の大きな仕事であった。 DPI世界会議開催を全国の障害者に知ってもらい、参加を呼びかけることならびにDPI日本会議の活動とそれぞれの地域の運動との接点を作っていくことを目的として、DPI日本会議の呼びかけにより2001年9月に「DPI世界会議・全国行動委員会」を結成した。全国行動委員会はDPI日本会議西日本事務所に事務局を置き活動を展開しており、既に熊本、鳥取、静岡、愛知、山口、神奈川、東京、山梨等で集会を開催し、DPI世界会議開催が持つ意味とそのめざすものに対する理解を求めると同時に、現在障害者の課題である支援費制度、交通バリアフリー法、差別禁止法等に対する認識を深めるための話し合いを行ってきた。10月の世界会議開催までにすべての都道府県で少なくとも1回は集会を行っていくことを目標として各地の当事者組織と調整を行っている。 制度政策面での活動は上述のとおり支援費制度導入に関するものが主であり、支援費の中身が厚労省から出された支援費制度Q&Aや事務大要という形で示される毎に厚労省との話し合いを繰り返し、サービスを利用する当事者としての意見提起を行った。また、支援費制度に関する障害当事者を中心とする学習会が各地で行われ、事務局長、事務局次長等の事務局メンバーが講師として派遣されることが多くあった。 障害者差別禁止法に関連する動きとして、2001年8月に国連・社会権規約委員会が公式に日本政府に対して、障害者への差別を禁止する法律の制定が必要であることを勧告し、日弁連も人権擁護大会(同年11月)で取り上げ大きな注目を集めた。第7回障害者政策研究全国集会(同年12月)では、障害者差別禁止法の制定に向けてシンポジウムが行われ、現在、同政策研実行委員会のもとにDPI日本会議が事務局を担当する作業チ―ムを設置し、当事者の視点からの法案づくりに向けた要綱案の作成に取り組んでいる。 DPI日本会議は95年以来、アジア太平洋における障害当事者の組織強化プログラムとして、所得創出活動の支援を実施してきた。2001度は、フィリピンルソン島北部における農村部での車椅子製作所支援を継続し、2001年5月にモニタリングスタッフとして矢吹常任委員を派遣した。 |